俳優でタレント・坂上忍、声優・竹達彩奈が31日、東京・ユナイテッド・シネマ豊洲で映画『アングリーバード2』(監督:サーオップ・バン・オーマン /配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント )初日舞台あいさつに登場した。
全世界40億ダウンロードのゲームアプリを映画化。2016年に公開された映画第1作目は世界48ヶ国でヒットをとばしており、4年ぶりの新作となる。坂上は主人公・レッドの日本語吹き替えを、竹達は本作に登場する新キャラ・シルヴァーを演じたことからゲストとなった。
自身のキャラクターの人形を胸に抱いて登場した坂上。前作と比べてアフレコが「だいぶ前回より短かったですね」と成長したといい、「1回目は登校拒否になりそうなくらいだったんです、2はもう1度、気合を入れてやらせて頂こうと思って」と、その気合が奏効したとも。
一方の竹達はシルヴァーを演じてみて、「頭がいいからなんでしょうか。すごく早口の女の子で、(竹達自身は)舌が回らないよどうしようと思ってりすることもあって。可愛らしいなかに皮肉も散りばめさせて頂いて、カワイイけどちょっとイラッとするなと思ってもらうくらいの感じの演技をしました」と、込めた気持ちを語ると、坂上は「だいぶイラッとしました」と、その演技をしっかり受け止めたよう。さらには、「痛いところをついてくるというか。正論なんで返す言葉がない。ホラン千秋的な感じですね。でも引っ張っていってくれるんですよ」と、たとえて笑いを誘った。
アフレコに話が移ると、竹達は実は外画は初めてで、英語版の速さに合わせてセリフを速く言ってしまったそうで、「ずっと喋っちゃうみたいなふうになって、『いまの聞き取りづらかったのでもう一度やります』と言われて」と、苦労もあったようだった。
本作では前作ライバル関係だったキャラクターと共闘するというシーンもある。そこで、前は仲悪かったけど、いまはお世話になってる人はいないかとの質問が飛ぶと、坂上は「やっくんです」と、薬丸裕英とぶっちゃけ会場は大爆笑。「お互い若いときはちょっとイケイケというか、さかりのころですよ。本当になんでいつも俺にメンチ切られないといけないのかなと思っていて。それがいまや毎週お世話になって再来週なんかご飯連れて行ってもらいますし。おじさんになると過去はなくなってくるんです」と、しみじみ。
すると竹達が、「私も見習っていきたい」と言い出し、坂上は「そんなことあるんですか!?」と、聞き返すと、竹達は「そんなことはないんです!」ときっぱり否定しつつ、「私は誰とでも仲良くできるタイプではないので おうちにすぐ帰って、1人で過ごす時間が好きなタイプなんです」と、人見知り気味なため、誰とでもコミュニケーションをとる坂上に憧れたと説明。
その坂上については、「お会いする前に、きょう放送されていた『バイキング』を観てきて、めちゃめちゃ怖い方だと思っていたんです。でも、お会いしたらすごくお優しい方で安心しました」というと、坂上は「あれを観ると怖くなっちゃうんだって(苦笑)。でも、真面目だなぁ」と、感心していた。
最後に竹達から「2からお邪魔させて頂いているんですけど、テンションが常に高くてテンポが良いんです。初めて観る方でも楽しんで頂ける作品ではないかなと思います。お気に入りのシーンがあれば教えていただけたら嬉しいです」と、メッセージを寄せる。坂上は1作目と比べて、「今回は竹達さんもいらっしゃって、恋物語もあるし、ライバルとタッグを組んだり、いち観客として観て、2はかなりパワーアップしていると思いました」とアピールしつつ、「とにかくレッド、シルヴァーみんな出てくる子たちがカワイイ。僕らが忘れかけたような愛情や友情などが 詰め込まれています」と、呼びかけていた。
映画『アングリーバード2』はユナイテッド・シネマ、シネプレックスにて限定公開中!
■出演キャスト
レッド:ジェイソン・サダイキス/坂上 忍
シルヴァー:レイチェル・ブルーム/ 竹達 彩奈
チャック:ジョシュ・ギャッド/勝 杏里
ボム:ダニー・マクブライド/乃村 健次
レオナルド:ビル・ヘイダー/岩崎 ひろし
マイティ・イーグル:ピーター・ディンクレイジ/山寺宏一
ゼータ:レスリー・ジョーンズ/くじら