映画『ミッドサマー』試写会イベントが開催！
女優・タレント・歌手とマルチに活動するファーストサマーウイカ（29）が4日、東京・月島のブロードメディア・スタジオで映画『ミッドサマー』（監督・脚本：アリ・アスター／配給：ファントム・フィルム）試写会イベントに登場。司会はコトブキツカサが務めるなか、約25分にわたってテンポよくポンポンと会話を繰り広げ、観客たちを楽しま続けた。
恋人、友人たちと5人でスウェーデンの奥地の村で開かれる“祝祭”を訪れたヒロインたちを恐怖が襲う。白夜を生かし夜がないながらも、観客を恐怖のどん底に引き込むという工夫が凝らされているスリラー作品。さらに、物語を通じて恋人との関係が変わっていくさまも描かれており『恋愛セラピー映画』『失恋スリラー』といった角度からでも楽しめるものとなっている。
劇中衣装に合わせたような白のワンピースと、花冠を頭に乗せ現れたウイカ。ファーストサマーウイカならぬ「きょうは“ミッドサマーウイカ”として数時間かな……いや、数分過ごしたいと思います」と、“改名”コメントで早速、笑いを誘う。
今回のトークショーゲストの起用は実は“予知”されていたことだそうで、「私が作品のことも知らなかったとき、『ミッドサマー』っていう映画の名前が出て、ファンの方から『これはウイカがやるやろう』と」と、タイトルと自身の芸名が似ていたことがきっかけで、教えてもらったのだとか。
そんな作品へ、何の予備知識もなしで観たというウイカは、「怖い映画とは知らなくて、ポスタービジュアルも明るい感じだし、めちゃめちゃヒューマンドラマなんちゃうかと思って観てたんです」というところからだったそうだが、観ていくうちに「怖い映画かなと思っていたけど、最後はスカッとすると同時にすごく考えさせられました。きっと男女で観たり、家族で観たり、観る性別によって感じ方が違うだろうなって。私ホラーを感じることはなくって、生きている人間の笑顔が1番怖いという感じがしました。映画館で隣に座っているやつが、そうかもしれんと思うと、そういう人間の怖さのようなものが際立ってきて」と、考察をしたそう。
さらには「太陽って恐ろしいなって感じたり、いままで怖いと感じなかったものに対して怖さを感じるようになりました」と、価値観にも影響を及ぼすような感じだそうで、たとえとしては「ドラゴンボールのフリーザは敬語を使うけど怖い。それでニコニコ敬語の人ほど狂気的で怖い」と、展開して報道陣をうならせていた。
『失恋スリラー』の側面としては、「別れ際のカップルが観たら修復するかもしれないし、仲のいいカップルが観た後に感想を言い合ったら、めちゃ仲悪くなるかもしれない映画だなって」という。ウイカというと、今年の元日に自身のツイッターを通じて2015年に一般人と結婚していたことを発表し、話題にもなった。そこでもし旦那さんと観たとしたらという話も振られ、「たぶんケンカになると思います。『ここはこういうことだったよね』と言うと、『俺はこう思ったけど』と、きっと感性の違うところに感化されるんじゃないかなって」というものだそうだ。
作品に合わせて、人間により怖い思いをしたことはないかとの質問もあり、「ドッキリの体でケンカの映像を撮っていたのに、ガチのケンカとして放映されたんです。“ドッキリで～す”の部分もあったのに、そこを切って放送したら全然ちゃうやろと。それでプチ炎上もして」と、散々な目にも遭ったことをぶっちゃけ、「この話も、これで消されたらもっと怖いですよね」と、報道陣を見回してニヤリと笑う一幕も。
ほかにも、失恋はあるかという問いかけに「体だけの人は言わない方がいいですね」と、本当なのか嘘なのか分からないコメントをぶっこみ場内を爆笑させたり、旦那のことで「私の中で高収入・高学歴・低姿勢という3つの条件があったんですけど、低姿勢というところで、最後にこっちを超えてこないというか。そこを徹底している」と、プライベートを忌憚なく話したりと、トークを盛り上げた。
2019年からブレーク著しいウイカだが、もし本作の日本語吹き替え版があるとしたらぜひと身を乗り出したり、「みなさんのレビューが違うものになると思います。レビューで星1をつけるも人もいるだろうし、5つをつける人もいると。爽快と思う人もいれば、胸糞という人もいると思います。自分がどこの部分を注目したかで、自分の精神鑑定にもなると思います」と、アピールしていた。
その後、囲み会見が開催。今後の活動でドラマなどへ主演はどうかと振られると「名前はファーストサマーウイカですけど、どちらかというと2番手がいい。愛人とかスーパーサブのポジションとか、秘書とか。このゴールは私のアシストやでという感じで、名脇役のポイントゲッターなところを狙えるように」と、キッパリだった。
映画『ミッドサマー』は21日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー！
このビジュアルでヒューマンドラマと感じたのだとか
