コラムニストのジェーン・スー、俳優・井上芳雄、杉山真也アナウンサーが11日、神奈川・パシフィコ横浜で開催された大型フェス『RADIO EXPO ~TBSラジオ万博2020~』内で『ジェーン・スー 生活は踊る with 井上芳雄』ステージを開催した。
2016年4月からスーがパーソナリティーを務めているバラエティ番組『ジェーン・スー 生活は踊る』(TBSラジオ、月~金曜・午前11時~)のステージイベント。
ステージ上では、スーが悩みに答える『相談は踊る』コーナーを展開。同コーナーの相談はスーではなく作家が選んでいることや、スーがお悩み相談に答える際に、「筋の悪い答えをしてないかなと思ったりして」と、考え続けながら返してること、「正解を答えるというより私はこう思うということを伝えるようにしています」と、自身がたどり着いた境地を伝える。
ほかにも、スーは相談者が一体何を求めているのかその感情を見極めようと極力務めたり、「私」と書かれているときに性別への「先入観は排除するようにしています」ということや、打ち合わせのときに出たお悩み相談の結論が本番の放送でメールを読み上げていくうちに変わっていることもあるという裏話など、次々と話していく。
これらに、井上は「感動して泣きそうです」と感銘を受け、「スーさんの相談結果を聞きながら、自分の相談をしているような感じで間接的に相談に乗って頂いているような感覚がするんです」と、しみじみ。
さらに、スーは井上へも、「井上さんがいるから毎日を生きられるという人が多いと思うんです。だから、自分がそういう存在だと思って相談してきた方に答えれば、それが答えになるような気がしますよ。聞いてくれて、自分で考えて答えてくれたということが嬉しいんだと思う」と伝え、井上もこれには膝を叩いてうなっていた。
そんな生真面目な話だけではなく、ミュージカル界のプリンスと呼ばれている井上へスーが「いつキングになるの?上詰まってる?」と、イジると井上は「上は詰まってるし、下も出てきているし。(自分自身は)中途半端な立場です」と、苦笑いする一幕もあった。
その後、午後3時35分から30分のライブステージに立ち、集まった観客を歌声でも魅了していた。