女優・川口春奈(25)が20日、都内で『重症花粉症対策アンバサダー』就任イベントに登場した。
製薬・バイオテクノロジーで知られるノバルティス ファーマ株式会社が、「重症花粉症」の認知向上とその対策方法を啓発するというもの。自身も花粉症患者である川口をアンバサダーに迎え、花粉症の症状をコントロールできずに悩んでいる方や、花粉症が仕事や勉強に悪影響を及ぼしている方に向け「重症花粉症かも」というメッセージを届ける。
白で統一したコーデにスカートをあわせ登場した川口は、「私自身も長年花粉症に悩んでいる1んなので、一緒にいろんな対策や治療で乗り切っていきたいなとかなりやる気が湧いております」と、かなり前向きといった様子。
川口にとって花粉症は「小学生高学年くらいからひどくなってきたと思います」というほど長い付き合いといい、今年も「2、3日前から急にひどくなって。いやもう本当にきつい。始まったなと思いました」と、しみじみ。
自身の仕事にも実害が出ているといい「数年前に杉がいっぱいあるロケ先があって、朝からお昼まで撮影していたんですが、撮影しているうちに、目がジュクジュクしてきて、頭痛もしてきて、鼻水も出てきて……。顔が前のシーンとつながらなくなってきてしまって、メイクさんたちにも迷惑をかけて」と、申し訳なさそうに明かしたり、「気分的にも落ち込みますし、コンタクトが入らないというのでもあるんです」と、散々な目に遭っているそう。
そこで治療はどうしているのかとの問いかけに、薬物療法、アレルゲン免疫療法、手術療法のどれも試したといい「本当にひどかったんで、いろんな病院に行っていろんな、お医者様と話して、その方に合った治療法がいいというのは聞いていたんですが……」と、なかなか自分にとってのベストの治療を見つけることが大変そうな姿を見せていた。
予防としては、玄関に入る前に衣服を払ったり、「洗顔もしています。家には(花粉を)入れんぞという気持ちで」と、自身の対応策を語りつつ、「この先も付き合っていかないといけないので、自分に合った治療法に出会うことが大切なのかなって思います」と、話していた。
ほかにも、同社社長の綱場一成氏から、川口の起用へ川口が約1年前にSNSに掲載したティッシュで顔をおさえている川口自身の写真だったそうで「女優さんらしからぬ人間性や素朴さを感じました。それと、川口さんの発信力への期待しております」と伝えると、川口は「良かったのかな、載せて」と、戸惑いと喜びがないまぜになったようだった。
同社のホームページでの簡易診断でも、『最重症の花粉症かもしれません』と診断されたこともあってか、任命状を受け取り、「花粉症と戦っている方と、一緒にこの春を乗り切っていきたいなと思います」と、意気込んだり、“花粉症川柳”も披露することとなり、-『この春は負けてられない重症花粉症』、『飛ぶのならうてけたとう重症花粉症』、『今年こそ重症花粉症に勝って春うらら』の3句を。このなかで『今年こそ重症花粉症に勝って春うらら』を一押しにしていたが、「今年こそ春うららしたいなと。勝ってみたいなと思います」と、積年の気持ちを優先したそうだ。