女優・波瑠(28)、俳優・成田凌(26)が3日、東京・千代田区の東京大神宮で映画『弥生、三月 -君を愛した30年-』(監督:遊川和彦/配給:東宝)大ヒット祈願イベントに登場した。
“ふたりの男女の30年間を3月だけで紡ぐ”という脚本家・遊川氏の第2回監督作品となる。昭和~平成~令和と時代を跨ぎ、運命に翻弄されながら愛を紡いでいく2人の半生のラブストーリーとなっている。
社殿内で大ヒットの祈願を終えてコート姿で2人とも登場。2週間後に公開を控え、波瑠は「ちょうど撮影から1年くらいになります。いよいよだなという気持ちになってきました。取材でお話すると思い出すことも多くて、素敵な作品にかかわれたんだなと思います」と話すと、成田は「予告が映画館やネットにあがっていて、珍しく母親から『予告の時点からメチャクチャ観たい!』と言われて。本当にいろんな人から楽しみにしていると言われてて」と、公開前から好感触なのだとか。
この日は日差しが暖かく、イベント中、成田もハンカチを取り出して汗をぬぐうほど。しかし、昨年の撮影へ波瑠は「この撮影で東北は春らしくなくて、雪が降る中でのロケで」と笑うと、成田も「これだけ暖かかったらどれだけ幸せだったか」と、2人で寒かったロケを思い出したのか笑い合うことも。
作品にかけて、3月という月になにか思い入れはあるのかとの質問へ、波瑠は「10何年前に事務所に入るオーディションがあったり、朝ドラのオーディションも3月で、本当は新学期は4月から始まると思うんですけど、私は3月から環境がかわるきっかけが多くて、思い出が多いのが3月です。物事が多く動く月ですね」と、生活に変化が多いよう。
一方、成田は、「この時期は卒業式があるんですけど、高校の卒業式が終わった後に、友達と3人だけで卒業式をやったというのがありました」と、言い出すことに。これは卒業式がお硬く感じたため友達と3人だけで行ったものだそうで、「もう一周、卒業式をふざけてやるというので、3人で全部の役割を2時間かけてやりました。いまでも思い出しますね」と、目を細めながら披露していた。
さらに、理想のデートはという柔らかい話題もいきなり振られ、2人でどうしようかという感じで笑い合っていたが、波瑠は「私は定番ですけど映画を観に行くのが好きなので、いまだったらもうちょっとしたら、『弥生、三月』をデートに観るというのはいかがでしょうか」と、提案はしたものの、成田が自分の映画を観に行ったりするの?とフルと、「自分の作品は(劇場に)行ったことがなくて」とも。成田はといえば、「なかなかこの仕事しているとデートできないですけど、お互いのワガママかなえるというのは。運動が好きな相手ならジャージを買いに行くところから、僕はカメラが好きなのでカメラとか。お互いのワガママをきくというのをやって、お互いが同じこと好きだったら面白いだろうなって」と、思い描いていた。
現在コロナウイルスの拡大影響により、劇場イベントから変更となった。劇場上映も自粛ムードとなっていることもあり波瑠は、「なかなか映画館に行くと言えませんが、またいろんな形で宣伝できればと思います」とベストを尽くすといい、ご祈祷も「なんの心配もなく、『弥生、3月』を観てもらえるようにと思っていますね」と、願いを。成田も「映画館でと言えないですけど、観てくれた方に直接感想を伝える機会があればと思っています。本当にいろんな世代の方に観て頂ける映画だと思うので感想が楽しみです。大変な状況ですけど、すごくいい作品ができたなと思うのでいろんな人に届いてほしいなと思います」と、メッセージを寄せていた。
映画『弥生、三月 -君を愛した30年-』は20日より全国東宝系にて公開!