俳優・吉沢亮が10日、都内チャペルで映画『一度死んでみた』(監督:浜崎慎治/配給:松竹)大ヒット祈願ミサを女優・広瀬すず、堤真一、浜崎監督とともに開催し、司会はフジテレビの生野陽子アナウンサーが務めた。
父・計(堤)へライブで「一度死んでくれ!」とシャウトしていた売れないデスメタルバンドでボーカルをしている七瀬(広瀬)。しかし、12月23日、街がクリスマスで賑わいを見せる中、計が本当に死んでしまったとの知らせが。これは計が経営する製薬会社で偶然発明された「2日だけ死んじゃう薬」を飲んだためで仮死状態になっただけだった。しかし、ライバル会社の陰謀で計が本当に火葬されてしまいそうになり、七瀬は計の部下・松岡(吉沢)と計を救うために奔走することとなるコメディー作品となっている。
チャペル内に白いシャツに黒のシルエットで厳かな装いで現れた吉沢。堤が1年半前の撮影で思い出せないと苦笑いすると吉沢も釣られて笑っていたが「もうすぐ公開ということで一昨年の9、10月に撮影してやっと公開するのかという安心感はあります」と、しみじみ。
この日は、牧師が本作大ヒットへ説教を行ったが、これを聴きいっていた吉沢は「こういう場に慣れてないので言葉が素敵すぎて、こんなアフタートークはいらないんじゃないかというくらい素敵な言葉をかけてくださったので、この映画は大丈夫と思いました」と、感心したのだとか。ちなみに、牧師のどんな言葉が胸に刺さったのか「『未来はそれこそ死んでみないとわからない』というのは、深いと思いました」とのことだった。
一方、浜崎監督からは吉沢の撮影当時のことへ、「あれだけ存在感のあった(日本)アカデミー俳優をこんなに存在感なく撮っていいのかと」と、6日に開催された日本アカデミー賞での最優秀助演男優賞受賞を交えてイジることも。
そんななか、チャペルということで懺悔はないかとの問いかけに、吉沢は「難しいですよね。1年半前だからあんまり覚えてない……でも、結構走るシーンはたくさんあって、本当にゴーストみたいな役で普段から存在感のない体力のない男という役でしたけど自分がこんなに体力がないというのが感じられて。走ってぜーぜーすると、本当に止まらなくて。役者として、体はちゃんと動けるようにしておかなきゃ……、意識が低いわと思いましたね。体づくりは常にしておこうと思いました」と、反省したのだとか。しかし浜崎監督としては、「リアルな芝居だなと思っていたんですが」と、役作りの一環と感じられるほど真に迫っていたそうだ。
映画『一度死んでみた』は20日より全国公開!
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