俳優・吉沢亮が出演する映画『一度死んでみた』(監督:浜崎慎治/配給:松竹)。その吉沢の出演部分の新たな場面が14日、解禁された。
父・計(堤真一)へライブで「一度死んでくれ!」とシャウトしていた売れないデスメタルバンドでボーカルをしている七瀬(広瀬すず)。しかし、12月23日、街がクリスマスで賑わいを見せる中、計が本当に死んでしまったとの知らせが。これは計が経営する製薬会社で偶然発明された「2日だけ死んじゃう薬」を飲んだためで仮死状態になっただけだった。しかし、ライバル会社の陰謀で計が本当に火葬されてしまいそうになり、七瀬は計の部下・松岡(吉沢)と計を救うために奔走することとなるコメディー作品となっている。
吉沢が演じる松岡は計の経営する「野畑製薬」の社員で、計の「人と違うところはみんな特技」というポリシーのもと、誰にも気づかれない存在感のなさを買われて秘書として七瀬の見張り役をしていたが、計のピンチを救うために七瀬と一緒に行動するという役どころ。
今回解禁された場面写真では、広瀬と吉沢ではなく、吉沢と堤のキス寸前のカットが公開。たくさんの花で飾り付けられた棺桶に眠る計にキスをしようと顔を近づけるシーンが収められている。多くの花に囲まれて、眠るプリンセスにキス……というと、おとぎ話「眠れる森の美女」のワンシーンが思い出されるが、果たして計は「眠れる森の美女」のプリンセスのように、松岡のキスで「2日間だけ死んじゃう薬」から無事に生き返ることができるのだろうか?
今月10日に開催されたイベント(参照記事:吉沢亮「意識が低いわ」とチャペルで反省!「死んでみないとわからない」が胸に刺さる)では、本作の見どころとして堤が「私は、ある方とのキスシーンがあります」と答えていたが、これは吉沢だったことが判明。浜崎監督からも、「リリーさんがすごくこだわって、『この角度のほうがいいんじゃない?』など細かいディレクションが入っていました」というこだわりのものに仕上がっているようだ。
映画『一度死んでみた』は20日より全国公開!
■STORY
父親のことが大嫌い、いまだ反抗期を引きずっている女子大生の七瀬(広瀬)。売れないデスメタルバンドでボーカルをしている彼女は、ライブで「一度死んでくれ!」と父・計(堤)への不満をシャウトするのが日常だった。
そんなある日、計が本当に死んでしまったとの知らせが。実は計が経営する製薬会社で偶然発明された「2日だけ死んじゃう薬」を飲んだためで、計は仮死状態にあるのだった。ところが、計を亡き者にしようとするライバル会社の陰謀で、計は本当に火葬されてしまいそうに…!
大嫌いだったはずの父の、絶体絶命のピンチに直面した七瀬は、存在感が無さすぎて“ゴースト”と呼ばれている計の部下・松岡(吉沢亮)とともに、父を救うため立ち上がることを決意する。
火葬までのタイムリミットは2日間。はたして七瀬は無事、計を生き返らせることができるのか――!?
※記事内写真は(C)2020 松竹 フジテレビジョン