アイドルグループ『関ジャニ∞』の渋谷すばる(35)、安田章大(32)、大倉忠義(32)が11日、東京・TOHOシネマズ日劇で映画『スパイダーマン:ホームカミング』(監督:ジョン・ワッツ/配給:ソニー・ピクチャーズ)初日舞台あいさつに登壇した。
15歳の高校生がある日、突如スパイダーマンとなってしまい、アベンジャーズのアイアンマンに導かれて真のヒーローになるまでの成長と奮闘が描かれるスパイダーマン新シリーズの幕開けとなる作品。『関ジャニ∞』は本作ジャパンアンバサダーを務め、日本語吹替版では楽曲『Never Say Never』を歌うなど、これまでにも本作イベントでさまざまなPR活動をしてきた。
上映後、全国61館での生中継でつながれるなかイベントはスタート。本作のPR活動のためにしつらえたスパイダーマン色のジャケット姿で3人は現れ、まずは安田が、「とにかく届けられたということが嬉しいです。観て頂けたということで、ネタバレも気にせずしゃべれる!」と、イベントを心待ちにしていた様子を見せる。
『Never Say Never』は作詞・作曲を安田が担当しており、「関ジャニ∞の曲が流れるということは人生で相当に予想外というか予定外でね。こんな人生プランはなかったから本当に嬉しく思います。チャンスとチャレンジとチェインというキーワードを頂きまして、そのときパット思い浮かんだのが、いまもね、自分たちがこれまで歩んできた道というか、関ジャニ∞としてチャンスがあって、挑戦する場所を頂いて、戦っていって、失敗もあれば苦難もあったり、うまくいかない時期もあって、それをたくさん経てきて、絆を深めていって成功を少しずつ掴んでいくというを経験してきたので。最初は歌詞を書くんじゃなくて、単語をら列したんですよ、全部自分が思ったことを。自分がデビューしないということは考えられないか……ピーター・パーカーでいうとヒーローにはならないというのは考えられないというので、『Never Say Never』というのが決まって。僕、ヒーローではないですけど……。新人ですから挑戦させて頂くという気持ちで、自信がなければここに立っちゃダメだと思いました」と、真面目に思いを吐露。
一方、大倉はピーター・パーカーを「ピーターパンに聞こえた」と、ツッコミを入れしんみりなりかけた場の雰囲気を笑いに替えてバランスを取った。
歌唱してみた感じへ渋谷は、「力強い曲なんで、歌ってて気持ちよかったし、結構、歌の割り当てが細かかったりするんですけど、昔から一緒にいるから安の言いたいことが分かるんです。なんか久々の感覚で楽しかったです」というと、横で聞いていた安田は軽く一礼。大倉は、「僕歌っているパートではないですけど、すっごい言葉が多いんですよ。曲調も今までにない感じで。TVにレコーディングも取り上げてもらったけど、かなり苦しんでて」と、大変だったようだが、「こんなに安って言葉知ってたんやって」と、からかい安田も「そうなのよー」と応じて、観客たちを沸かせていた。
続けて、歌詞についての話題となったが、安田が緊張で両肩をクイッと上げると2人もつられて肩を上げ、ついには3人で肩を上げる姿も見せて、観客を笑わせつつ、「1番、2番は同じ韻を踏んで、あとは頭をフル回転させました」と、解説していた。
ほかにも、作品に合わせてトライしたことへ、渋谷と大倉はロサンゼルスでのプレミアムイベントに参加したときに、豪華キャストにアプローチしたくてもできなかったという思い出を披露。作品の好きなシーンへは、大倉が内容そっちのけで劇中に出てきた自動車を力説しようとし安田が「好きなシーンや!」というと渋谷も「車の話してますね」と、ツッコんだり大倉がラストシーンで思わず叫んでしまい渋谷が「めっちゃうるさい!『うわっ、うわーっ!!!』って」と、ジェスチャー付きでアピールしていた。
イベント終盤には、スパイダーマンも客席の間を縫って駆けつけ大倉とハグするなどしていたが、なぜか渋谷は睨みつけてうなる警戒をしだし、安田が「敵じゃないですからね」と、いさめる様子も。それでも、スパイダーマンから握手を求められた渋谷はビビリながらも握手に応じ“和解”しこの日のために作られたスパイダーマン・ケーキをプレゼントされたりハイタッチして喜んでいた。
映画『スパイダーマン:ホームカミング』は絶賛公開中!
※初稿にて記事タイトルにミスがありました。お詫びして修正致します。