俳優・今井翼(38)、女優・夏木マリ(67)、鶴田真由(49)、高橋マリ子(35)らが今月10日に公開予定のドキュメンタリー映画『プラド美術館 驚異のコレクション』(監督・脚本:ヴァレリア・パリシ/配給:東京テアトル/シンカ)へコメントを寄せた。
2019年に開館200周年を迎えた世界最高峰といわれるスペインのプラド美術館の全貌に迫る作品。スペイン王室が愛した美と情熱の至宝、その美の殿堂の歴史と未来に迫る。
今井は本作の日本語吹き替え版のナレーションを務めているが「名だたる芸術家たちの歩み、そしてプラド美術館に携わる方々の生きた証言など、いっときも目の離せない壮大で臨場感溢れる極上の世界。この作品で得た知識を持って、再びプラド美術館に足を運びたくなりました」と、コメントを寄せた。
■ほか著名人コメント
○鶴田真由(女優)
プラド美術館にある美術品の数々がこれほどまでにその時代の、そこに生きる人々の、表も裏も描いていたとは!
もう一度、じっくりと寄ったり、引いたりしながら作品を眺めてみたいと思った。
○高橋マリ子 (モデル・女優)
美術館で観るのと違う、カメラの視点を借りた荘厳で親密な映像体験。同時に歴史も知れます。
ヴェネチア派のティツィアーノが「プラドの父」と呼ばれる理由とは・・・。
○中野京子(作家・「怖い絵」シリーズ著者)
荒涼たる風土、暗い情熱と暴力性、高貴な魂と気品、異形のものへの傾倒……
それらが混然と一体になり、類を見ない独自性で迫ってくる。
○夏木マリ
かつて、
プラド美術館を訪れた時の様な感動に涙しました
ある女優がいいます
ピナ・バウシュのダンスのようだと…..
体と思考、音が聞こえてくるような絵画
歴史を行ったり来たりできる美術館との付き合い方を改めて感じ取れるドキュメンタリーでした
ピカソも館長を務めたという世界三大美術館のプラド美術館、芸術はみんなのものというメッセージも素晴らしい…..
ジェレミー・アイアンズのナビゲートも
カッコいいですね。
○中村剛士(「青い日記帳」主宰・アートブロガー)
カルロス1世から歴代のスペイン王が自らの審美眼で蒐集した統一感のある作品群(略奪品無し)。
運営者にピカソやマドラーゾなどの画家を積極的に用いた美の源泉であるプラド美術館の魅力を存分に味わえる贅沢な92分。
○グローバー(ミュージシャン)
歴史が美術を作り、美術が歴史を作った。香り高きプラドの美。
それを語る俳優、ダンサー、修復家、建築家たちの喜びに満ちた愛、愛、愛。なんて素晴らしい!
○川瀬佑介(国立西洋美術館 主任研究員)
名画は心だけでは集まらない。これは、それらを集めた歴代スペイン王室と、そして守り伝えるプラドの専門家たちの、暖かき心と比類なき知性の物語だ。
○木下史青(東京国立博物館 上席研究員)
30数年前、マドリ―ドでパスポ―トをスラれた僕は、再発行まで1週間をプラドで過ごした。
それはスぺイン王室コレクションの何か圧倒的な “黒”を味わう、蜜度濃い時間であり、この映画でその記憶が蘇えることに・・・
○宮津大輔 (アート・コレクター、横浜美術大学教授)
”エル・グレコ、ベラスケス、ゴヤ・・・
1時間半に濃縮されたプラド美術館200年の歴史。
映画を見てから訪れるか?訪れてから見るか?
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