日本初の大規模ポッドキャストアワード『JAPAN PODCAST AWARDS』オンライン授賞式が10日、東京・有楽町のニッポン放送内で開催され大賞とSpotify賞を『歴史を面白く学ぶコテンラジオ(COTEN RADIO)』がW受賞した。
今、必聴のポッドキャストを見つけることを目的に、2019年に配信された優良な音声コンテンツを『Spotify、オトバンク、Radiotalk、SPOON、himalaya(企画制作:ニッポン放送)』など音声プラットフォーム・音声コンテンツ配信各社が協力して、広く募集。エントリー投票総数4638件(うちエントリー対象821作品)が集まり、そのなかから20作品が1次選考を通過。
審査員として、宇垣美里アナウンサー、佐久間宣行テレビ東京プロデューサー、プログラマ・竹中直純氏、ジャーナリスト・吉田大輔氏、LINE 株式会社 取締役 CSMO(最高戦略・マーケティング責任者)/エンターテイメントカンパニーCEO舛田淳氏、WED株式会社 Principal, CEOの山内奏人氏、アイドルの和田彩花の7人がそれぞれがノミネート20作品の中から1位~3位を選考。1位5ポイント、2位3ポイント、3位1ポイントとして集計し、合計ポイントが最も高い作品『歴史を面白く学ぶコテンラジオ(COTEN RADIO)』が大賞受賞となった。
『歴史を面白く学ぶコテンラジオ(COTEN RADIO)』へ、宇垣アナは、「なんといってもテンポがいい!合いの手が絶妙だからこそのグルーブ感。偉人の知られざる一面をおもしろおかしく知ることでなんだか身近に感じられて、好きになってしまった。なんかあっても“まあ偉人って基本大器晩成だしなあ”って思える新たなマインドも獲得できた」と、コメントを寄せたり、佐久間プロデューサーは「単純に面白いです。情報番組というよりは歴史エンタメ。語り口もテンポよく明快で、聞いていて楽しい。欠点がなくて、総合的にとてもレベルが高い音声コンテンツだと思います。いろんな展開もできそうですね」と、期待も寄せる。
舛田氏は「なんといっても深井さんの歴史愛。使命感といってもいい。そして樋口さん、ヤンヤンさんとのバランスの良さ。飽きさせない。あのガンディが弁護士時代にイケてなかったというのも勉強になりましたし、別回の通貨シリーズがさらにいい。1つのテーマで横断的に歴史を語るアプローチは今までとまた違った歴史の面白みを与えられるんじゃないか。ニッチだけど間口が広い作品」と、メッセージを送った。
また、特別賞となるSpotify賞に、『歴史を面白く学ぶコテンラジオ(COTEN RADIO)』を絵sん出したことへスポティファイジャパン株式会社代表取締役の黒川剣氏は、「歴史への情熱が作品づくりの強いモチベーションとなっている本作は、ポッドキャストだからできるニッチなトピック選びとディープで軽妙洒脱な掛け合いが、知的好奇心を刺激し、リスナーに新しい世界を見せてくれる作品だと感じます。Spotify上の聴取データによると、エピソードを最後まで聴いているリスナーが圧倒的に多く、リスナー満足度も高い作品だとわかります。これからも素敵なエピソードを楽しみにしています」と、コメントをしている。
なお、同日の授賞式はCOVID-19の感染拡大の抑止に伴い、参加者の安全と健康を最優先に考え、大賞候補作品のポッドキャスターもzoomを利用し参加。司会の荘口彰久が会場で進行を務めるなか、無観客の形で開催。COVID-19に対し日々対応が迫られる現状況の中においても、家でもどこでも簡単に楽しめる、音声コンテンツの魅力は今こそ伝えるべきではないか、という強い想いから、今回安全に配慮した形でオンライン授賞式という形となった。
■1次通過ポッドキャスト20作品一覧
※順不同
歴史を面白く学ぶコテンラジオ (COTEN RADIO)、勝手に ENGLISH JOURNAL !、researchat.fm、マブルマーブル、THE GUILTY / ギルティ by AudioMovieR、忘れてみたい夜だから、エル・カブキの今日の10分おろし(仮)、backspace.fm、radioDTM、Fairly.fm、墓場のラジオ、NINGENGAHETA.FM、こんにちは未来 ~テックはいいから、奥地の声-Human behavior in deep nature-、VOICES by ELLEgirl ~ミレニアル女子の脳内モニタリング~、Off Topic、本気でレビュー!ザ・カップラーメンインデックス!、100miles100times、ノウカノタネ
※『5階の放送部』は、最終選考を辞退。