宇多田ヒカル「サントリー天然水」シリーズ5作目CMが放送へ
歌手・宇多田ヒカル（37）が19日から全国オンエアされる『サントリー天然水』新TVCM『光も風もいただきます。』篇に登場する。
宇多田はサントリー食品インターナショナル（株）は、「サントリー天然水」のブランドキャラクターを務めており、本CMはシリーズ5作目。
CMでは、「活きた水」を求め、残雪のなか山までやってきた宇多田。すっかり日が落ちた夜、焚き火で暖を取っている。そして読んでいた国木田独歩の詩集の中で、とくに気に入ったワーズワースの一節『月光をして汝の逍遙を照らさしめ、山谷の風をしてほしいままに汝を吹かしめよ』を朗読。その間にカメラは、クモの巣に垂れる朝露、氷柱からこぼれ落ちる水滴、そしてその一滴一滴が集まった清流の流れを捉える。そしてシーンは小さな清流の集まりが大きな川の流れとなり、水が激しい音を立てながら流れ落ちていく巨大な滝へ。宇多田は巨大な滝壺のそばに水煙を浴びながら立ち、切れ間なく流れ落ちていく「活きた水」を、体全体で感じているようにして見入り、清々しい表情を浮かべる姿なか、「アルプスの光も風も、いただきました」という宇多田のナレーションがインサートされる。
滝前の撮影では、前日までの大雨により、滝上流の川が大幅に増水。現地を何回もロケハンしているスタッフでも見たことがないというほどに、迫力満点の巨大な滝となっていた。そのため、滝壺に近い場所では宇多田が「水しぶきがそれはそれはすごくて」というほど水しぶきが激しく、宇多田はもとよりスタッフ、機材までその場の全てがずぶ濡れになりながらの撮影に。それでも「すごくその分、思い出深い撮影になったと思います。実際滝が綺麗で気持ち良かったです」と感想も。
本CMで使用される楽曲『誰にも言わない』は、5月29日にデジタル先行配信される宇多田の新曲となっており、楽曲の一部が先行公開となる。
ちなみに、焚き火で暖を取りながら、詩を朗読するシーンでは、企画当初は、制作チームが用意した詩集の一節を朗読する予定だった。しかし、TVCM楽曲『誰にも言わない』の世界観と重なる詩を読んだほうがいいのでは、と宇多田から提案し、国木田独歩の詩集から宇多田自身が選んだ一節を朗読をすることとなった。これに宇多田は、「詩も朗読すると歌になるので自分の歌が流れている状況だとぶつかってしまうかなと思ったんですけど、それが私の歌の歌詞ともすごく意味がピッタリだったので、そこもすごく楽しかったです」と、しみじみだった。
新TVCM『光も風もいただきます。』篇は30秒で19日より全国オンエア！なお、同CM30秒、60秒の2篇を17日よりWEB限定公開！
