東京都は、文化の灯を絶やさないための緊急対策、芸術文化活動支援事業「アートにエールを!東京プロジェクト」第一弾を実施すると発表した。
この事業は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止に伴い、活動を自粛せざるを得ないプロのアーティストやスタッフ等が制作した作品をWeb上に掲載・発信する機会を設けることにより、アーティスト等の活動を支援するとともに、在宅でも都民が芸術文化に触れられる機会を提供するものです。 この度、事業の概要が決まった。
1 概要
プロとして芸術文化活動に携わるアーティスト等から、 自由な発想を基にした動画作品を募集し、
専用サイトで配信します。 動画作品を制作したアーティストやスタッフ等に対しては出演料相当として
一人当たり10万円を支払います。
2 募集内容
(1)対象者
新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止に伴い、 活動を自粛せざるを得ないプロのアーティスト、クリエイター、スタッフ等で、以下の要件を全て満たす方(個人または10名以内のグループ)
ア 以下の領域で活動していること
(ア)分野
音楽、演劇、舞踊、美術、映像、写真、伝統芸能、複合(核となる分野を特定できない芸術活動)等
(イ)職種
音楽家、俳優、舞踊・舞踏家、美術家、カメラマン、伝統芸能実演家、演出家、脚本家、舞台監督、照明家、音響家、舞台美術家、制作者、キュレーター、メイクアップアーティスト、舞台衣装家、その他アートワーク、 クリエーションに関わるプロフェッショナル
イ 過去1年以上継続して、プロフェッショナル(主に芸術文化活動に係る収入により生計を維持している者で、不特定多数の観客に対し対価を得て公演・展示等を行う者及び当該公演・展示等の制作に携わっている者)として芸術文化活動を行っていること
ウ 都内居住者又は都内を主な活動拠点にしていること(自身が関わる公演・展示等の活動の過半が都内で行なわれていること)
(2)対象作品
ア 応募者自身が創作する、未発表の新作であること(新型コロナウイルス感染症の感染防止のため、動画作品上も、いわゆる「3密」を避けたものとしてください。)。既存作品の場合は、今回の新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、未発表となったものであること。
イ 5~10分程度を目安とする動画作品(3分以上、30分以内とする。)
ウ スマートフォンなどで撮影したものも可
エ 絵画などの静止画のスライドショー等の作品も可
【参考:動画作品のイメージ】
・パフォーマンス(ダンス、音楽演奏、朗読、合唱、寸劇、作品の一部等)
・美術などのライブ制作
・自身が関わった作品についての紹介、解説
・プロフェッショナルとしての専門分野についてのトーク
・アニメーションやドキュメンタリー等の短編映像
・新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止に伴い、中止・延期となった活動に関わるもの(ゲネプロなどの一部映像等)で未発表のもの
3 募集人数
4,000人程度
4 応募から配信までの流れ
最初に個人登録をしていただいたのち、自由な発想による動画作品の企画(企画概要300字程度)を応募いただきます。審査を経て採択された企画に基づいて動画を制作していただき、完成した作品を専用サイトで配信します。
(1)個人登録 令和2年5月15日(金)~同年5月31日(日)
(2)企画応募 令和2年5月20日(水)~同年6月12日(金)期間中随時受け付け
※募集人数に達した段階で、 個人登録及び企画応募の受付を中止する場合があります。
※外部の有識者等も加わり、 対象者の要件を満たしているか等について審査を行います。
(3)動画作品制作及び専用サイトでの配信
※動画作品提出後、 内容の確認を経て、専用サイトで配信します。
※作品制作に関わった個人またはグループ構成員に対し、出演料相当として一人当たり10万円(税込)を支払います(一人1回限り。1作品につき上限100万円)。
5 本プロジェクトに関する問い合わせ先
東京都生活文化局文化振興部企画調整課
電話 03-5388-3197、 03-5388-3150、 03-5388-3151、 03-5388-3178
※平日10:00~17:00。 土日祝日は受け付けておりません。
6 その他
専用サイトは5月15日(金)に開設予定です。
それまでは、 東京都生活文化局HPに、サンプル動画作品を掲載しています。募集要項、Q&Aについては、
4月中に本HPにて公開します。
[東京都生活文化局HP]
https://www.seikatubunka.metro.tokyo.lg.jp/bunka/katsu_shien/0000001441.html