5月20日よりブルーレイ&DVDの販売・レンタルがスタートする映画『AI崩壊』のキャスト大沢たかお(52)、賀来賢人(30)、『三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE』で『EXILE』の“がんちゃん”岩田剛典(31)の撮り下ろしインタビュー映像の一部が27日、解禁された。
2030年、近未来の日本が舞台。AI(人工知能)が全国民の個人情報や健康を完全に掌握管理しているという設定の世の中で、AIが突如、人間の生きる価値を選別し、殺戮をはじめだす。その暴走の容疑をかけられた天才学者・桐生浩介(大沢)は決死の逃亡劇を繰り広げることとなるのだが、予想もしない事態を引き起こしていく……。
インタビューでは、出演を決めた一番のポイントや、それぞれのキャラクターを演じてみてのこと、公開時には話せなかったネタバレについてなど、今だから話せるトークで盛り上がりを見せ、一方撮影現場でのアクションの多さやセリフの難しさ、CG・VFX も多くスケールの大きな作品だけにそれぞれの役での苦労も多かった様子もうかがえる内容。
本作で3人はそれぞれが“AI”に深くかかわる役柄でもあるが、 “AI推進派かどうか?”と問われ桐生を追う警視庁理事官でサイバー対策課を指揮する桜庭誠役を演じた岩田は、「便利ですよね。暴走してしまって情報漏洩とかのリスクもありますけど、扱う人間のコントロール、サジ加減ですよね」としみじみ。賀来はAI“のぞみ“を管理する HOPE 社の代表で桐生の義弟でもある西村悟役を演じたが、「基本的には推進派。便利なので…。ただたまに何も使えない1日がよかったりもするから、バランスだなと」のこと。
大沢も同意見ではあるものの「僕たちがどう付き合っていくかにかかっているのかなと。映画を通して、よりそう思うようになった」と語る。「僕らは2018年の終わりくらいから2019年頭にこの映画を撮っていたけれど、その時はまだ『公開のタイミングで“AI”ってどれくらいきますかね』って言っていた」と当時を振り返り「“AI“というワードが、早すぎるのかどうなのか、読み切れないままだったけれど、この1年でこれだけ広がっている」と1年での技術の変ぼうに驚いたそう。
さらに、大沢は「『“AI”の映画って新しい』って言っていたのが、今や街中やネット上で普通に聞くようになったし、スマホなんかでも“AI”だらけになった。これはもう(『AI崩壊』舞台の)10年後までかからないんじゃないかなっていうくらい……。だからもう止められないし、どうやって付き合っていくかなって」と、真剣なまなざしで、賀来、岩田も深くうなずく一幕もあった。
ほかにも「あったらいいなと思うAIは?」という質問に賀来が即答した「セリフ合わせロボット」という答えに一同大絶賛。「相手の役やシチュエーションとか全部読み取ってやってくれる、結構台本読みって孤独なので、そういうシミュレーションができたらより深いところまで行けるのかなと」と賀来が説明すると、「あーそれ買うわ」(大沢)「それ欲しい……!」(岩田)と口をそろえ楽しげな姿を見せていた。
(C)2019映画「AI崩壊」製作委員会
■撮り下ろしインタビュー映像の一部