お笑いコンビ『ナインティナイン』の岡村隆史(49)が30日深夜生放送のラジオ番組『ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン』(ニッポン放送、毎週木曜深夜1時~)に出演。先週23日の放送での番組での発言について、冒頭から謝罪した。
23日放送の同番組にて岡村は、新型コロナウイルスの感染拡大と風俗をめぐる発言をし、その後、さまざまな批判があがった。27日にはニッポン放送からスポンサーに謝罪したうえで、番組の公式サイトにおいて「パーソナリティの岡村隆史氏から、現在のコロナ禍に対する認識の不足による発言、また、女性の尊厳と職業への配慮に欠ける発言がございました」と謝罪。29日は岡村が所属している吉本興業の公式サイトを通じ「私の発言により不快な思いをされた方々に深くお詫び申し上げます。大変申し訳ございませんでした」と、謝罪していた。
■以下、冒頭部分
こんばんは、岡村隆史です。
先週の『岡村隆史のオールナイトニッポン』で、僕の発言によってたくさんの人たち、とくに女性のみなさんに不快感を与えたことについて、まずは心から謝罪させて頂きます。本当に申し訳ございませんでした。
どういう発言だったのかということを今ここで詳しく振り返ると、また不快な気持ちにさせてしまいますので、ここは申し訳ございません。僕の口から直接お伝えさせて頂きたいと思い、きょうこの場で謝罪させて頂きます。
コロナウイルスで緊急事態宣言が日本全国に出されている状況で、リスナーの方もそうでない方も、多くの人が不自由な生活、苦しい状況にある中で、大変失礼な発言をしてしまいました。
今、コロナをはじめ、経済的な問題で生活が苦しくて、やむを得ず風俗業につく方がいらっしゃることへの理解や想像力を欠いた発言をしてしまいました。心からお詫びいたします。本当に申し訳ありませんでした。
20年以上このパーソナリティをやらさせていただいているんですが、たくさんの方に不快感を与えてしまいました。大変な失言だったと思っています。情けないです。それが本当に正直な気持ちです。そして発言した部分を自分でも改めて聴き直してみました。明らかに、大変失礼な発言だったと思います。
そしてこの発言に関して、これは間違いなく僕、岡村隆史が言った言葉です。僕の失礼な発言によって不快に感じたみなさま、本当に申し訳ありませんでした。謝罪致します。本当に申し訳ございませんでした。
(楽曲を挟んで)
あらためまして、こんばんは岡村隆史です。
正直、きょうのこの放送をどうすればいいのかというのを、ずっと考えていました。どういう放送をすればいいか、ずっと悩んでいました。それで自分でも、どういう放送をすればいいのかが、わからなくなってしまっていました。そういう状態でしたが、いろんな方から連絡を頂きました。なかなか、普段連絡を取り合うことも少なかった、(高校時代の)サッカー部の人間からも連絡きました。普段はそんなに連絡を取り合うことも、1年に1度ほどしかなかったのですが、そういう方からも連絡を頂きました。
そして、吉本の養成所に入ったときの講師の先生からも「ダメなんだ」と。「お前が言ったことは違うんだ」と言われました。本当に、その通りだと思います。本当に不快に思われた方、本当に申し訳ありません。先程も言いましたが、この放送を、このラジオをやらせて頂くことで、ずっと考えていたのですけど、僕が1つやらなければいけないことはしっかりと反省して、きょうのラジオを一生懸命にやることだというふうに思いました。
ご批判もあると思いますが、今の僕ができることは、本当に繰り返しになってしまいますが、しっかり反省して、一生懸命きょうのラジオをやらさせて頂きたいと思います。ご理解ください。よろしくお願いします。
(タイトルコール後)
きょうのきょうまで、本当に何をどうお話して、謝罪しようかと思っておりました。そして、何度も何度も連絡頂いた方もいます。とくに、先程も言いましたが、NSCのこのお笑いの世界に入って、僕らを導いてくれた、そのときもボケとツッコミを逆だと言って頂いて、それがあって今があったと僕は思っているんですが、その先生から「こんな状況だからこそ、笑わすということよりも、みんなに、みなさんに、この状況下で寄り添うというのがいいんじゃないか」と言われました。本当にその通りだと思います。
こういう時だからこそ、そういう放送をリスナーに届けるべきだったのではないかと、本当に思っています。そして反省しています。20年以上、僕はこのラジオをやらせて頂いています。20年以上やっているにもかかわらず、もしかしたらリスナーに寄り添うということをしてこなかったのかも分からないです。そうだったのかもしれません。リスナーのみなさん、本当に申し訳ないというふうに思います。本当にこの状況の中で、自分が完全に間違いで発言してしまいました。あらためて、本当に申し訳ありません。
自分自身がどっかでこの20年間、20年以上ラジオをさせて頂いてきて、リスナーのみなさんに、僕自身が甘えていたのかもしれないなというふうに思っています。本当に、僕のこのラジオで発言したことで、本当に不快に思われた方に、本当に申し訳ないというふうに思っています。今こうやってラジオの前でしゃべらせて頂いていますが、とにかく僕の中でしっかり反省したうえで、最後までラジオさせて頂きたいと思います。本当に申し訳ありませんでした。