元水泳水泳選手の北島康介氏(34)、レスリングの吉田沙保里選手(34)、登坂絵莉選手(23)が18日、都内郵便局内で『JOCオリンピック支援自販機 メダリストメモリアル機』記者発表会に登場した。
日本コカ・コーラ株式会社と日本郵便株式会社が公共財団法人日本オリンピック委員会と共同し『JOCオリンピック支援自販機 メダリストメモリアル機』を展開。同機は、2016年1月から実施している『JOCオリンピック選手強化支援プログラム with コカ・コーラ』の新企画で日本人メダリストの功績を記念してゴールド、シルバー、ブロンズメダルの色を配した特別デザインのラッピングを施した自販機を設置し、購入金額から数円がプログラムに寄付されるお手軽に選手支援につながるというもの。8月下旬からリオ2016オリンピックで活躍した58人のメダリストにゆかりのある地域の60の郵便局に順次設置していく。
北島は本自販機のコンセプトへ「選手にとっては忘れられない、大きな大きな意味を持つものになってくると思います」と、感嘆しつつ、東京五輪へ「スポーツというのは人々に感動や勇気を与え、逆に僕も現役のときに勇気や自信をたくさんの方から頂いて、もっともっと世界中の人たちが良かったなと思ってもらえるような大会にしていけたらと思っています。オールジャパンで一丸となって、それ以外のサポートする方も含めて盛り上がっていったらいいなって思っています」と、抱負を。
一方、現役の登坂選手は「選手として東京オリンピックに出て、みなさんに生で競技を観て頂いて、連覇するというのが目標です」と、力強い抱負を。吉田選手は選手兼コーチという立場だが、「選手として出れることが1番ですが、代表に落ちてしまってもコーチの立場として、金メダルを獲らせられるようなコーチになれれば」と、自身が出場ならなかった場合の覚悟も語り、北島氏は「ぜひ2人には活躍してほしい」と、エールを送っていた。
そして、金・銀・銅のメダルを模した自動販売機がお披露目。吉田選手は「すごいですね。思わず買いに行っちゃいます(笑)」と、興奮気味に眺めていたが北島氏は、「せっかくなんでおごってあげます」と、購入第一号から大盤振る舞いで登坂選手も「もう2度とない機会だと思います」と、笑いを誘う。
北島氏は、「画期的なものとなっていますので、選手を支えてぐっと盛り上げる機会になってほしいですし、選手を応援するぞという気持ちで購入してもらえれば。選手も数円JOCに寄付されるということでますます頑張らなきゃという気持ちになると思います」と、呼びかけると、吉田選手は「女子レスリング金メダル目指して頑張ります!」と、気合のコメントで、登坂選手も「買って頂いた方に支援していく方たちに結果で恩返ししていきたい」と、静かな闘志を燃やしていた。