“ポピパ”の愛称で親しまれている5人組ガールズバンド『Poppin’Party』ギター&ボーカル担当の戸山香澄役・愛美、ギター担当の花園たえ役・大塚紗英、ベース担当の牛込りみ役・西本りみ、ドラム担当の山吹沙綾役・大橋彩香、キーボード担当の市ヶ谷有咲役・伊藤彩沙が21日、東京・日本武道館で開催したライブイベント『BanG Dream! 4th☆LIVE Miracle PARTY 2017! at 日本武道館』にメディア向けの取材を開き、熱気覚めやらぬなか公演の感想などを語った。
ライブでは18曲のアコースティックを含めたバンド演奏や、TVアニメの名シーンをキャスト自身が生再現するという豪華演出などさまざまな趣向が凝らされ、そこにポピパメンバーの気持ちも乗ったパフォーマンスとなり、集まった10,982人のファンを熱狂させるものとなった。
終演後、ステージラストの衣装のまま取材に臨んだ『Poppin’Party』。まずはそれぞれにライブの感想を尋ねると、愛美は「想像以上の景色が待っていました。360度ということで、全身見られますし緊張するかなと思っていたんです。でも、それよりも安心感が強くて、本当に楽しいライブができたことにビックリしていて嬉しい気持ちでいっぱいです!」と、意外と自然体で臨めたのだとか。
大塚は「日本武道館公演を迎えるまでに、本当にたくさんの方に支えて頂いて、私達『Poppin’Party』はここに立つことができました。本当に誰1人欠けても、今日という日を迎えられなかったですし、ここに立つことができなかったと思います」と、感慨深げ。とくに印象的だったのはオープニングの部分だったようで、「後ろを振り返ってメンバーと一緒に本当の意味で絆を奏でられたライブだなって。その最初が成功したから、全部が大成功の素晴らしいライブになったと思います!」。
西本は、「初めてのセンターステージで、すごくサイリウムがすごく綺麗で海みたいで、こんなにたくさんのバンドリーマーのみなさんにここまで歩ませて頂いたんだなっていうのを実感しました」と、その景色が目に焼き付いたようで、「ライブ自体はあっという間でしたけど、いま日本武道館のステージに立てているんだというのを1曲1曲感じながら楽しくライブできていたと思います」と、感想を。
さらに、西本は、「この日を最高のものにするために、こんなことやりたい、あんなことやりたいと何度もみんなで話し合いの場を設けてきたんです。みんなで協力して作り上げてきたので、全力で駆け抜けてきたなと感じています」と、5人の努力も称えていた。
大橋は「きょうのライブは自分のなかで1番バンドらしいライブができていたような気がしました。360度回転するステージなので、全員が外側を向いてで、アイコンタクトができないのがこんなに不安なんだ……みんなで目線を合わせるのがこんなに大事なんだと気づいて、みんなとの絆を感じたライブでした」と、円形ステージによって気づくことがあったのだとか。新曲『Time Lapse』も初披露し「めちゃめちゃ緊張していたんですけど、バンドリーマーのみなさんの対応力が神すぎて、一体感が感じられて、格好いいパフォーマンスができたと思います!」と、手応えありといった感じだった。
そして伊藤は、「できることは全部やりたい!バンドリーマーさんにすべて届けたい!と盛りだくさんのライブにさせて頂きました。そのぶん練習とか、準備することが盛りだくさんで、メンバーも自分の時間をたくさん削って当日を迎えていたんです。でも、当日になったら、いままで大丈夫かな?と思っていたことや、なんか不安な気持ちがすっと取れたんです!」と、結果が出たことに喜びを。
この伊藤の話す姿を見ていた愛美は、なぜか笑いながら見守っていたのだが、その理由は「喋り方が面白いと思っていて。ずっとおかしくて、最後のMCからずっとおかしくて」と、指摘。大橋も「きょう何かのモードになってる」と、首をかしげながら笑みがこぼれ、これに伊藤は「おかしくな~い!」と、“抵抗”していたが、4人に詰め寄られ「憧れの日本武道館だったんです。だからちょっと格好つけたいなと思って。アイドルの聖地だからポツリポツリ話すことに憧れがあって……」と、恥ずかしそうに白状。「格好つけてたの!?」「迷走してる!」と総ツッコミが入りわちゃわちゃして笑いがあふれるものとなった。
そんな伊藤には、まだまだ叶えたい夢があるそうで、「音楽番組にも出たいし、アリーナライブとかもしてみたいし、世界でもライブもしてみたい!」と、壮大な野望に4人は笑いながら聞いていたものの「先日『バンドリ! ガールズバンドパーティ!』の実写CMを撮ってもらってそれが楽しかったので、メンバー全員の実写PVも撮ってみたい!たとえば『Yes!BanG_Dream!』を実写で再現したりとか!アニメ・ゲームから発信することもあるし、私達から広がっていけることも増やしていけたら」と、味のあるコメントにいつしか4人も聴き入り、最後には拍手が沸くものとなった。
また、日本武道館に立ったガールズバンドとしての最速記録はメジャーデビュー後2年2ヶ月の『Silent Siren』、声優ユニットとしての最速記録はメジャーデビュー後1年7ヶ月で『スフィア』となっていることで知られているが、『Poppin’Party』はそのどちらもを塗り替える、史上最速のメジャーデビュー後1年6ヶ月での日本武道館公演。ということで、愛美にその感想を尋ねると、「最速と言われてビックリという感じはあるんです。いままで築いてきた歴史があるからこそ最速になれたので、私はこのメンバーが誇らしいです!」と、実感を語り5人で笑いあっていた。
※ライブのレポートはコチラ!(「BanG Dream! 4th☆LIVE」日本武道館公演開催!Poppin’Partyメンバーら涙のスピーチも【セトリ付】)