お笑いコンビ『和牛』の水田信二(40)、川西賢志郎(36)、『タカアンドトシ』のタカ(44)とトシ(43)、『NON STYLE』の石田明(40)、井上裕介(40)とらが19日、東京・新宿のルミネtheよしもとで劇場公演に立った。
新型コロナウィルス感染拡大防止のため休館していた吉本興業の劇場。6月6日(土)から東京・ヨシモト∞ホール、大阪・よしもと漫才劇場を手始めに、有料生配信をスタートさせていたが、ルミネtheよしもと、なんばグランド花月(NGK、大阪・難波)、よしもと幕張イオンモール劇場(千葉・幕張)の3劇場を加えた計5劇場が金曜・土曜・日曜のみ観客を入れての公演を再開となった。
ルミネでは、約1.8メートル間隔の距離をとった座席、約70分に1度のペースで換気、入場前にサーマルカメラで検温するなど、万全の体制でライブを開催。出演は『和牛』、『タカアンドトシ』、『NON STYLE』のほかにも『トータルテンボス』(藤田憲右、大村朋宏)、佐久間一行、『プラス・マイナス』(兼光タカシ、岩橋良昌)、『ゆにばーす』(川瀬名人、はら)、『GAG』(福井俊太郎、宮戸洋行、坂本純一)と豪華面々となった。
まずは、代表して『タカアンドトシ』と和牛がオープニングセレモニーに出席しました。ソーシャルディスタンスを保った席を見渡してタカは「チケットが売れ残っているわけじゃないんですよね?」と状況にツッコむと、トシは「完売しておりますから!」と訂正して笑いを誘う。
約3ヶ月ぶりの劇場再開について川西が「吉本という会社はいい意味で“楽観的に乗り越えよう”という会社なんですけど、楽屋入ると、いたるところにアルコール除菌があったり、アクリル板があったり……『吉本は本気なんだな!』って思いました。100年の歴史の中で初めて本気出してるんちゃうかって思います」と語ると「僕もアルコールの中を確かめましたが、本物のアルコールでした……吉本本気やな!」と水田。絶妙な掛け合いで会場を笑いに包んだ。
タカはデビューして25年だと紹介しつつ、3か月間漫才をしなかったのは初めてだと回顧。“漫才は1日休むと取り戻すのに3日かかる”という定説を前フリに、「(計算したら)9ヶ月かかる。長い目で見てください!」と、相変わらずの冴えを見せていた。
そして、その後の芸人による漫才・コントは、これまでのうっ憤を晴らすべく、元気いっぱい。トップバッターのプラス・マイナス岩橋の「ルミネ復活ー!」という掛け声とともに、それぞれが久々のお客様の前でのネタ披露し楽しませていた。
■ネタ出番終了後、劇場再開へコメント
○『NON STYLE』
・石田明
「反応があるっていうのは楽しいですね。この期間中にも漫才はやりましたけど、やっぱりお客さんの反応があるから、こちらもふざけられます。久々で楽しかったです」
・井上裕介
「お客さまの笑い声を感じられて楽しかったです。しばらく満席は難しいかもしれないですけど、僕らも一丸となって腐らず頑張りますので、応援のほどよろしくお願いします!」
○『和牛』
・水田信二
「想定内でしたけど、久々の劇場でちゃんと噛みましたね。劇場ではアルコール除菌を用意しています。実際に僕も容器を開けて確かめたのですが、本物でした。安心して来てください」
・川西賢志郎
「“ここまで徹底して吉本がやるんだ”っていうくらいきっちり準備して劇場オープンしているんで、来ていただける場合は、お客さまの方でもケアしていただいたうえで楽しんでいただけたらと思います」
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