アイドルグループ『関ジャニ∞』大倉忠義(35)、俳優・成田凌(26)が共演し、9月11日に公開予定の映画『窮鼠はチーズの夢を見る』(監督:行定勲/配給:ファントム・フィルム)のキャスティング秘話とメイキング写真が15日、解禁となった。
水城せとな氏の人気コミック『窮鼠はチーズの夢を見る』、『俎上の鯉は二度跳ねる』が原作。自分を好きになってくれる女性と受け身の恋愛を繰り返していた恭一がある日、大学の後輩・今ヶ瀬渉(成田)と7年ぶりに再会。渉から「昔からずっと好きだった」と突然想いを告げられ、ただひたすらにまっすぐな今ヶ瀬に、恭一も少しずつ心を開いていくのだが、そこの恭一の昔の恋人・夏生が現れ、2人の関係が変わっていくこととなり……。
公開されたメイキング写真は、大倉、成田が、行定監督とともに撮影に臨む真剣な表情を切り取ったもの。
行定監督は2人のキャスティングの経緯を語ってもおり、「恭一は、もともと脚本家が大倉くんをイメージして書いていたんです。彼の人柄、雰囲気、クールに見えて笑顔がファニーという“わからなさ”が恭一に重なると。成田くんはどの作品でも1つ1つテイストが違う役者だという印象です。彼は脚本を読んで、恭一と今ヶ瀬、どちらの役でもいいからこの映画に参加したいと表明してくれました。原作で、恭一の成長を表す大事なセリフがあるのですが、それを生かすためには恭一を若い設定にしては生きないと考え、成田くんには今ヶ瀬を演じてもらうことにしました」と、明かす。
2人を演出してみて、行定監督は、「過去の出演作を観ていたので2人とも演技ができることはわかっていたけれど、大倉くんは予想以上に素晴らしかったです。引き出しをたくさん持っていて、表現に無駄がない。感情表現が難しい恭一という役を、彼はさりげない色気で伝えることができる。成田くんは比較的キャラクターを作り込んでくる良さがありました。成田くんが演じる今ヶ瀬はとにかく可愛らしかったですね。しなやかで、繊細で」と、感想を語っている。
一方、大倉、成田からも、撮影の裏話をコメント。大倉は、行定監督と成田へ「細かい仕草やポイントとなるシーンは行定監督に委ねていました。基本的に、僕は細かいお芝居を作り込んでいかないんです。でも現場でしか見えないものもありましたし、成田くんを目の前にして初めて生まれる感情もあるので、フラットなスタンスを心がけていた気がします」と、しみじみ。成田も、「行定監督は、何かをしてほしいとは言わず、“こういう気持ちだよね”って一緒に考えてくれるというか、寄り添ってくださる方でした」と、振り返った。
映画『窮鼠はチーズの夢を見る』は9月11日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー予定!
※記事内画像は(c)水城せとな・小学館/映画「窮鼠はチーズの夢を見る」製作委員会
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