今年11月13日から公開予定の劇場版『日本沈没2020 劇場編集版 -シズマヌキボウ-』(監督:湯浅政明/配給:エイベックス・ピクチャーズ)本予告編が27日、解禁となった。
本作は作家・小松左京氏の大ヒット小説『日本沈没』が原作。『夜は短し歩けよ乙女』『夜明け告げるルーのうた』などで知られる湯浅監督が手掛け、今年7月からNetflixで配信となったアニメーション『日本沈没 2020』全10話の配信版のストーリーを再構築したもの。1本の映画作品として情報量を絞ることで作品のテーマ性をより鮮明に描き出している。
配信版の予告では、物語の導入として、大災害に巻き込まれる主人公の武藤家を中心としたサバイバルが描かれた。今回、劇場編集版の公開に向けて新たに編集された予告では、湯浅監督が本作を通じて真に描きたかったという“祖国が沈んだ後の日本人の心”というテーマをより凝縮した映像となっており、日本が沈んだ後の物語に焦点を当てた構成。
前半では、大災害の後に襲い来る、究極の危機に直面した衝撃的な日本の姿、目を覆いたくなる“恐怖と脅威”の数々が描かれる。後半にかけては一転、絶望的な状況の中、それでも立ち上がり、再生に向かって進もうとするさまざまな人々の姿・彼らの“生きる”という力強いメッセージが、アニメーションならではの躍動感あふれる映像とともにリアリティを持って我々に迫ってくる仕上がり。
配信時、SNSを中心に「凄くハードでつらい内容」「今は悲しそうなものを楽しむ余裕はない」“共感できない”“不謹慎だ”という意見に対して、「ラストが凄かった」「余韻からまだ抜け出せない」と賛否両論が巻き起こった本作。今回の予告の中にも視聴者のさまざまなコメントが散りばめられたものとなっている。
湯浅監督が「意図した所へたどり着かない視聴者の方も多く見受けられました」と語っている『日本沈没2020 劇場編集版 -シズマヌキボウ-』は11月13日より全国ロードショー予定!
※記事内画像は(c)“JAPAN SINKS : 2020”Project Partners