女優・井上真央(33)が主演する映画『大コメ騒動』(監督:本木克英/配給:ラビットハウス、エレファントハウス)が2021年1月8日より公開予定であることが28日、解禁。これに合わせて特報とポスタービジュアルも公開された。
本作は大正7年(1918年)に富山県の海岸部で発生した「米騒動」。新聞で報道されるや全国に広がり、暴動に発展したこの騒動で活躍した女性たちにスポットを当て、史実に基づいて描く。井上は、周りに流され自己主張が苦手ながらも、実は聡明な主人公・松浦いと役を演じることとなる。
『釣りバカ日誌』、『空飛ぶタイヤ』、『超高速!参勤交代』など話題作を手掛け、富山県出身の本木監督が本作のメガホンを取る。本木監督と井上といえば2007年公開の映画『ゲゲゲの鬼太郎』以来2度目のタッグとなる。
ポスタービジュアルでは、井上演じる主人公・いとをはじめ、おかか(=女房)らがコメの価格高騰を阻止すべく立ちはだかる勇ましい姿と、いとの怒りをストレートに表現した、「もう我慢できん!」というキャッチコピーが躍る。
特報は本木監督らしいリズミカルなテンポで展開。輸出によるコメの価格高騰に頭を悩ませ、おかかたちのリーダー・清んさのおばばに「何か手を打たないと……」と進言するいとの不安げな表情から一転、おばばの「コメを旅に出すなーー!!」の掛け声とともに、コメを船に積み込む男たちに全力で飛びかかるいとたちの姿が、パワフルかつ、コミカルに映し出されている。
井上をはじめ、女仲仕として重労働に勤しむおかかたちの日焼けした姿も印象的。とくに清んさのおばばを演じた室井は、自身の地元に実際にいたおばば的存在の人を参考に、衣装やメイクにこれでもかと汚しを加え、その強烈な姿は一目見たら忘れられないほど。健保もない!生保もない!明日食べるお米もない!<超・格差社会>を変えた女性たちの奮闘ぶりに、期待が高まる映像に仕上がった。
さらに、追加のキャストも発表。町一番の権力者である大地主に石橋蓮司、いととともにコメ騒動に参加するおかか仲間に鈴木砂羽、舞羽美海、冨樫真、鈴木演じるトキの夫に吹越満、大阪の新聞社のデスクに木下ほうか、おかかたちを目の敵にする警察署長に内浦純一、といった演技派ぞろいのベテラン陣から、いとらを取材する新聞記者に中尾暢樹、私塾の先生に工藤遥、いとの旧友に吉本実憂も出演するものとなる。
映画『大コメ騒動(だいこめそうどう)』は2021年1月8日よりTOHO シネマズ日本橋ほか全国公開!なお、富山県では2021年1月1日より先行公開!
※記事内画像は(c)2021「大コメ騒動」製作委員会