森崎ウィン「妖怪人間ベラ」撮影現場で「コンクリートに頭をぶつけたかった」ほど恥ずかしかったことは?emmaモデルの仕事が生きたり髪15センチカットも気づかれず落ち込む

森崎ウィン「妖怪人間ベラ」撮影現場で「コンクリートに頭をぶつけたかった」ほど恥ずかしかったことは?emmaモデルの仕事が生きたり髪15センチカットも気づかれず3

 俳優・森崎ウィン(30)、モデルで女優・emma(26)が27日、東京・渋谷 HUMAX シネマで映画『妖怪人間ベラ』(監督:英勉/配給:DLE)完成披露舞台あいさつを英監督(52)とともに開いた。

 50年を経て、なお息長く作品が作り続けられている『妖怪人間ベム』。本作では妖怪人間ベラに焦点を当て、年齢設定も女子高生という新たな視点でリブートした。広告代理店で『妖怪人間ベム』のコンテンツを作るため訪れた廃墟で偶然にも幻の最終回を目撃してしまった新田康介(森崎)。その直後からベラ(emma)と名乗る女子高生が街に現れるようになる。ひょんなことからベラを追うこととなった新田は徐々に狂気的な行動が目立つようになっていくこととなり……。

 新型コロナウイルスにより映画館になかなか人が集まることが難しい状況の中で、なんとか本イベントまでこぎつけたということもあり、森崎は「制作部もホッとしております」と、噛みしめるように話す。すると、その制作部という単語に英監督は思い出すところがあったようで「クランクアップのときのあいさつのときに衣装部さんとか照明部さんまで、グダグタになってきたあいさつで、監督へのあいさつを忘れるってあったよね」と、ニヤニヤすると森崎はそのときの恥ずかしさを思い返したのか「コンクリートに頭をぶつけたかったですね」と、苦笑いと、冒頭から和気あいあい。

 一方、emmaは緑の体のラインが映えるドレス姿で現れたが、「ベラの血の色は緑なんですよ。きょう監督と会った瞬間に『意識してきたんだ』と言われたんです。けど何も考えてなくて(苦笑)」と、偶然そうなったと話して笑いを誘った。

 続けて、撮影の話題へ。森崎は「クランクインの前日に映画『蜜蜂と遠雷』でピアニストを演じていたので」と、なかなか切り替えが難しかったようだが、「監督から『セーブしなくていいから全身全力でいけ』と言われて、僕自身が追い込まれていくんです。今考えると新田の追い込まれ方と同じで、振り切れた自分がいて楽しかったです」と、英監督の言葉で覚醒したのだとか。

 emmaは話をもらったときのことへ、「えっ、人間じゃないんだって、妖怪人間と聞いて驚きを隠せなかったんですけど、自分が歴史のあるベラを演じさせて頂けるということが本当に嬉しくて」と、さまざまな心情になったそう。演じるうえで演技プランへ「監督から凛とした女性で、いるだけで雰囲気がある女性と言われたんですけど、それはモデルのお仕事で立ち姿とかには生かされているんじゃないかなと思います」と、自身の普段のモデルとしての活動が生きたそう。ちなみに、そんな2人について英監督は「集中力がすごい」と、感心したそうだ。

 ほかにも、本作がどんどんキャラクターが狂ってくるということで、最近自身が狂ってしまうくらい落ち込んだことはないかとの質問が飛んだが、森崎は「最近ヒゲを生やしてるんです。近々行うライブのために伸ばしているんですが、ヒゲを整えるの難しいんですよ。剃り方を間違えると、バランスをとるために別の部分も剃らないといけなくて、せっかく生やしたのに、どんどんヒゲの部分が狭まっているんです(苦笑)」と、悪戦苦闘しているそうだが、emmaは「すごい似合ってますよ」と、フォローし、これには森崎もニッコリ。

 emmaは「私、全然落ち込まない、ポジティブなタイプなんです」という性格だそうだが、「でも今週日曜に髪を切ったんですけど誰にも気づかれないんですよ。15センチ切ったので全然言ってくれなくてちょっと落ち込みました」と、乙女心をのぞかせつつ、「ウィンくん気づかないでしょ(笑)」と声をかけると森崎は「なにか足りないとは思ってたんだけど」と、苦笑いだった。

 最後に森崎から「このご時世で、作品を届けられることと、いまこのようにみなさんの前に立てるということが嬉しく思います。ホラーのような作品ではありますが、みなさんがスッキリするくらい狂っているので、ちょっと笑ってもらえればいいなと思っています。どうかベラをよろしく」と、メッセージを寄せていた。

 映画『妖怪人間ベラ』は9月11日より池袋HUMAXシネマズ、渋谷HUMAXシネマほか全国順次ロードショー!

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