歌手・氷川きよし（42）が28日、東京・明治座で8・9月『氷川きよし特別公演』初日公演の幕を開けた。
2011年に明治座初登場以来6回目の登場となる氷川。舞台は2部制で、第一部『限界突破の七変化 恋之介旅日記』では2018年公演で好評を博した氷川扮する旅役者・嵐恋之介が再び明治座に帰ってくるもので、川野太郎、山村紅葉、曽我廼家寬太郞、真瀬樹里、西寄ひがしら共演者とともに明るく楽しい旅路を描いた喜劇となる。第二部は『氷川きよしコンサート 2020 in 明治座』では、楽曲『限界突破×サバイバー』や数々のヒット曲を明治座でしか見られない劇場公演バージョンで楽しめるものとなる。
第一部『限界突破の七変化 恋之介旅日記』では、華やかな衣裳を身にまとった氷川きよしが登場すると、劇場内には歓声の代わりに大きな拍手が沸き起こり華やかなステージに。劇中では勇壮な舞やあっと驚く変装など、まさに七変化する恋之介を氷川が熱演。最後のシーンで、恋之介が邁進することを誓うと、客席からは温かな拍手がおこり、第一部は幕をおろした。
続けて第二部は『氷川きよしコンサート 2020 in 明治座』では、第一部のお芝居から抜け出したかのような股旅衣裳を身にまとい登場した氷川。デビュー曲である『箱根八里の半次郎』からコンサートをスタートさせ、『きよしのズンドコ節』では、感染予防のため、普段の“きよしコール”の代わりに、3回の手拍子で盛り上がりをみせた。
『白雲の城』では袴姿で、『母』では赤いスーツで気持ちを込めて歌い上げ、こちらも七変化に負けず劣らずさまざまな氷川を楽しめるものに。本コンサートでは演歌のみならず、今年話題を呼んだ初のポップスアルバム『Papillon(パピヨン) – ボヘミアン・ラプソディ-』より、『限界突破×サバイバー』、『Never give up』、『碧し』を披露することも。
客席から声援を送ることができないなかでも、氷川の白熱のパフォーマンスに観客はペンライトや手拍子で応え、会場は大盛りあがり。演歌とポップス、表現の幅を広げた新たな氷川を堪能できるコンサートとなった。
コンサート終盤、氷川は「半年ぶりにみなさまにお会いできて本当に嬉しかったですし、みなさんがこれからも元気で健康でいてくださるように、そして、このコロナウイルス感染症が早く収束し、コンサートができるよう願っています。1ヶ月間、安全な状態で最後までやり遂げたいと思っていますので、どうか見守っていてください。今日は本当にありがとうございました」と、沸き起こる拍手のなか締めくくった。
『氷川きよし特別公演』は9月27日まで上演予定！
■明治座の新型コロナウイルス感染症対策
・ご入場の際に、1階エントランス入口にてサーモグラフィーによる検温を実施しております。
・客席は前後左右、1席ずつ間隔をあけて配置しております。
・開演前、上演中、終演後に劇場内の消毒を行っております。
・劇場内は、換気システムにより、常時換気を行っております。
・従業員は、日々の検温、マスク着用、手洗い、手指の消毒、うがいを徹底しております。
・劇場内スタッフは、マスクやフェイスシールドを着用しております。
また、お客様には以下についてのご協力をお願いしております。
・体調に不安のある方はご観劇をお控えください。
・劇場内はマスクの着用をお願い致します。
・劇場内では社会的距離を確保してください。
・こまめな手洗いと消毒をお願い致します。
・飛沫感染防止のため、舞台出演者へのご声援や客席内での会話はお控えください。
・プレゼント、花束、お手紙等のお預かりはできません。また、出演者の入待ち出待ちはご遠慮ください。
・密状態回避のため、規制退場を実施する場合がございますのでご協力をお願い致します。
・お食事の持ち込みはご遠慮ください。
本公演におきまして、入場時は待機列に印や導線を設けたうえで、スタッフが誘導いたしております。また、終演後には規制退場に関するご案内をスクリーンに表示し、氷川きよしさんによるアナウンスを放送したうえでの誘導を行う等、スムーズな入退場の実施に努めております。
※記事内写真は明治座提供
