俳優・間宮祥太朗(24)の初主演映画『全員死刑』(監督:小林勇貴/配給:日活/東京テアトル)ポスタービジュアル・本予告が25日から解禁となっている。
本作は強い家族の絆、熱い親子愛が、監禁、暴行、絞殺、毒殺、銃殺と連続殺人にエスカレートし、被告である家族4人全員に死刑判決が下るという実在するショッキングな事件を描いたもの。借金を抱え困窮した生活を送っていた4人のヤクザ一家が、近所の資産家の金を奪おうと無謀な計画で1人を殺害したことをきっかけに、連続殺人へと狂い咲いて行く様を、実行犯の次男の目線でたどる問題作となる。
この主人公の次男・タカノリ役に映画『帝一の國』や『トリガール』など数々の話題作に出演している間宮が。長男・サトシ役には毎熊克哉、その父に六平直政、母に入絵加奈子、タカノリの彼女役に清水葉月がキャスティング。制作スタッフは『冷たい熱帯魚』、『凶悪』といった観るものを震撼させた作品を世に送り出している曲者ぞろいだ。
本ポスターは、これまで『冷たい熱帯魚』をはじめ数々の“けしからん”ビジュアルを手掛けてきた高橋ヨシキ氏のデザイン。鬼の形相で人を殺める間宮の表情は、一目見ただけでは間宮かどうかの判別が付かないほど衝撃的な仕上がり。一方の予告編は、そろいにそろって狂い咲いていくスピード感満載の仕上がりを見せている。
そんな本作へ、間宮は「映画は1つの娯楽ではありますが、自分にとっては想像力を培う肥料であり、さまざまな教訓を与えてくれるものでもありました。他人の生きる様を浮き彫りにして、それを観ることに没頭する時間。終わった後は自分の人生や今の世の中の何かに置き換えたり、時によっては変化のきっかけになったりします。僕は自分の仕事柄以前に映画が有意義な娯楽として必要なものであって欲しいです。多様な価値観が散乱して、多様な映画があって欲しい。僕にとって初めての主演映画がこの『全員死刑』です。基になっているのが実在の事件ということもあって、お話を頂いた時は自分の中でしっかりと納得できなければ断ろうとも考えましたが、監督と会って話をさせて頂くうち、強い信頼と覚悟を持ってこの作品に参加する意志が固まりました」と、出演までの経緯を説明。
さらに、間宮は「小林監督は映画の力に心酔し、それを使って真っ向勝負している方です。初商業映画の監督と映画初主演の俳優で戦いました。映画『全員死刑』よろしくお願い致します。この作品で主演させて頂いたことをとても誇らしく思っています」と、コメントを寄せている。
映画『全員死刑』はR15で11月18日よりヒューマントラストシネマ渋谷・テアトル新宿ほか全国ロードショー!