『EXILE』の“MATSU”こと松本利夫が29日、都内ホテルで舞台『ひみつ』記者会見に演出家で俳優・宅間孝行、赤澤燈、武田航平、ベンガル、女優・戸田恵子、福田沙紀、東風万智子、『南海キャンディーズ』山崎静代とともに出席した。
宅間が主宰するタクフェス第5弾作品で4年ぶりの新作書き下ろし。松本は主演の戸田演じる渚と宅間演じる五郎の三兄弟の末っ子・八郎を演じる。渚と五郎は“虹色渚ゴロー”という漫才コンビで松本はそのマネージャーという役どころで、この家族の中にある“ひみつ”にもかかわる重要な役どころだ。
ポスタービジュアルと同じ装いで登場した松本。この出演のきっかけについて、松本は2016年に立ち上げた劇団EXILE 松組公演のことで相談したことが縁だったそうで、「死ぬほど大変な時期があったんですけど、そういう経験をしたときにちょうど宅間さんと、ご飯に行かせて頂く機会があったんです。その場でお酒の力を借りて、機会があったら出演させて頂けないかお話したんです。いい意味でお酒っていいように働くこともあるんだなって」とか。
それだけに松本は「タクフェスに出演させて頂くのが夢だったんです!」と、ニッコリで、「どんなアンテナを張ってどういう景色を観ていくのか盗んでやろうと思っています。タクフェスがいつか『松フェス』になるように頑張りたい(笑)」と、軽口を叩き、これには宅間からも思わず笑みがこぼれた。
会見では作品タイトルにちなんで秘密を告白することになったが、ほかの登壇者がお酒にまつわる話をしていたことから「お酒というワードが多々出ているのでお酒にまつわる話をさせて頂こうかな」と、切り出す。
「自分たちは『EXILE』というグループで活動させて頂いていますが、身なりが色黒でひげがあって、髪の毛がテカテカでという武骨な感じの印象があると思うんです。お酒はまあ飲むは飲むんですけど、こう見えて結構可愛らしい、レモンサワーってお酒をよく飲ませて頂いています。そのレモンサワーを飲むときに、その街で飲んでいるレモンが全部なくなるというウワサが立ち、まあそれが事実でもあったんです。そのときに飲んだのがレモンサワー2500杯飲んだという秘密を暴露させて頂こうかなと思いました(笑)」
と、『EXILE』“酒豪伝説”を披露し、これには共演者たちもどよめく。しかし、これだけではなかったようで、松本は続けて、「地方にも19人の大所帯で行くんですけど、新幹線のお酒のなくなるというウワサもちょいちょいありつつなんです。でも、ちゃんとお酒の後始末は必ず自分たちでしようということで、表に出ることはないように自分たちで配慮しています」と、裏話を披露し、「今回の公演は10都市回るので、レモンを持っていこうかな」と、笑うことも。これに福田も「お酒、コップ半分で酔えてしまうので大丈夫かな……」と戦々恐々といった様子で、戸田からは、「お酒のことはMATSUさんに聞いて」と、さっそく頼りにされていた。
ちなみに、タクフェスといえば、上演後に出演者全員の歌とダンスで楽しくお見送りするおなじみの演出があることも特徴だが、宅間は今回もちゃんと考えているそうで「そのときはMATSUさんにも歌って踊ってもらえれば」と呼びかけたが、松本は「僕は歌えませんけど(苦笑)」と、歌うかどうかまでは劇場に確認に行くしかないようだ。
舞台『ひみつ』は鹿児島公演は10月19日に鹿児島市民文化ホール 第2ホールにて、金沢公演は10月24日に北國新聞赤羽ホールにて、富山公演は10月26日に富山県養育文化会館にて、新潟公演は10月28日にりゅーとぴあ・劇場にて、東京公演は10月31日から11月12日までサンシャイン劇場にて、足利公演は11月16日に足利市民プラザ・文化ホールにて、山口公演は11月19日に周南市文化会館にて、愛知公演は11月24、25日に刈谷市総合文化センター アイリス 大ホールにて、札幌公演は12月1、2日に道新ホールにて、大阪公演は12月6日から同10日まで梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて上演!