齋藤飛鳥 山下美月から「あんまり仲良くなかった……」状態から仲良くなったのは“浅草”のおかげ!「あそこだけは素の感じ」と板垣瑞生へ小悪魔的な笑み

齋藤飛鳥 山下美月から「あんまり仲良くなかった……」状態から仲良くなったのは“浅草”のおかげ!「あそこだけは素の感じ」と板垣瑞生へ小悪魔的な笑み4

 アイドルグループ『乃木坂46』の齋藤飛鳥(22)、山下美月(21)、梅澤美波(21)、女優・桜田ひより(17)、板垣瑞生(19)、赤楚衛二(26)が24日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで映画『映像研には手を出すな!』(監督:英勉/配給:東宝映像事業部)前夜祭舞台あいさつを英監督とともに開いた。

 同作は、月刊青年漫画誌『月刊!スピリッツ』(小学館)にて連載中の漫画家・大童澄瞳氏による同名コミックが原作。“最強の世界”を夢見てアニメーション制作を志す3人の女子高校生の姿を、独特な世界観と共に描き出した作品で、今年1月から3月まではアニメ版が放送。そして3人がメインキャストを務めた実写版TVドラマが4月から5月にかけ放映され、それぞれ話題となった。

 全員が黒を基調としたコーデで登壇。全国166館で1万人以上に中継されるなか齋藤は、「ついに来た!というよりついに来てしまったかという気持ちです!」と、心境を。

 話を受けたときのことへ齋藤は「原作はお話を頂いて初めて読んだんですけど、面白くて。でも、これを自分が演じるとなると想像つかなかったし、『私には無理です』と言いました。もともと人気の原作でしたし、自分に自信がなかったですし、絶対適役がいるので、ほかの方にお願いしますと」と、1度は断ったそうだが、「スタッフさんの『映像研』への愛がすごくて、やるしかないと思いました」と、熱意に動かされオファーを受けたそうだ。

 苦労したシーンへは「正直ワイヤー吊るされたり、ペットボトルを頭にぶつけられたりしましたが、みなさんと監督のおかげで楽しく演じられたんです」と、楽しく演じられたという齋藤。しかし「監督と打ち解けるまでが大変でした。お互い人見知りと言うかグイグイ行くタイプではないですし、カツラ合わせのときも『おまかせします』『言われたとおりに動きます』といったときに、『なんだこいつ!』という感じだったと思います」と、距離が遠かったという。

 そんなときに距離を近づけたのが齋藤自身が演じた浅草役だったという。齋藤は、「浅草氏のカツラをかぶっているときは、話しかけてくれて、カツラを脱いで齋藤飛鳥に戻った瞬間に『浅草じゃないからしゃべれない……』と言われて(苦笑)」と、キャラクターに感謝。

 すると山下も、齋藤との関係へ、「撮影前はあんまり仲良くなかった……というと語弊がありますけど(苦笑)。私と梅澤は(『乃木坂46』で)同期で話してましたけど、飛鳥さんは5年も先輩で気を使っていたというか……」と、グループでは先輩・後輩という状況を説明しつつ、「撮影が過酷だったので3人で力を合わせないと乗り越えられないという感じで、仲が深まったいまではなんでも話せる関係になりました」と、一致団結していくさまを語る。

 その近寄る際にも浅草がキーポイントになったようで齋藤は「私が気を使わせてしまっているのでどうにかしないとなと思って、浅草に力を借りたという感じです。浅草氏モードになったら子供っぽくいられるし、頼めたので」と、話していた。

 一方、梅澤は、“映像研”でプロデューサーの立ち位置となる金森役という役どころだったため、浅草の頭を叩くシーンもあるが、梅澤としては「金森じゃなかったら、思い切り浅草の頭は叩けないですよ!」と、役だったからと訴えていた。

 続けて、隠れた名シーンを話すコーナーへ。齋藤はしばらく「隠れた名シーン……!?」と考え込んでいたが、板垣演じる役へ浅草がハイタッチをよけるというシーンを挙げ「私自身は楽しく演じられて」という齋藤に、板垣は、「本番でも、裏でもそんな感じでしたし、役作りでした」と、言い訳しようとすると、齋藤は「あそこだけは素の感じで行かせて頂きました」と、小悪魔的に笑みを浮かべ笑いを誘った。

 続く山下は、「金森さんに頼まれておつかいてきなことをするシーンです。この映画がガチでふざけるんだなと思って心配になったんですけど、とある番組のオマージュ的な感じで、うわーまんまだと思いました。そのとき2人は5歳児みたいなんです。癒やしな時間なんです」と、アピール。これに、齋藤が「子供寄りにしてといったら、山下が子供になりすぎちゃって。でも、あそこは可愛かったです」と明かし、山下も「5歳以下になっちゃってNGになりました」と、苦笑いだっ

 続く、梅澤は「グッと来るシーン」として、金森が浅草にビシッと物申すシーンだそうで「2人の関係性が感じられて、浅草の目がまっすぐでウルウルしていて、その表情がグッと来て。結構真面目なシーンなのでたくさんの方の心に来るのではないかと思います」とオススメすると齋藤も「私もそのシーン好きなんです。『涙を流して』と言われてないんですけど、共感してウルウルしてしまって。でも、ここで涙流したら後でバカにされると思って耐えました」という裏話を披露していた。

 そして英監督から「もう1度撮りたいなと思うんです」と、もし続編があればと意欲を見せると齋藤は「撮影環境が劣悪すぎたんで、(気候が)暖かくてゆっくり時間が流れるような場所なら」と注文をつけて会場を沸かせつつ、「この作品は撮影している間も、自分の人生の分岐点になるかなというくらいお大きな作品になりました。それを確信したのが、キャンペーンの期間で本当なら5月公開だったのが延びた分、キャンペーンをやらせて頂いて、その期間を通して、まるっと私の大切な時間になりましたので少しでも多くの方に観ていただきたいです」と、思いを伝えていた。

 映画『映像研には手を出すな!』は25日より全国公開!

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頭にペットボトルが当たったという齋藤

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特効にビックリするキャスト陣

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