TVアニメ『おそ松さん』第3期放送記念イベント『おかえりニートたち!6つ子とトト子のスペシャルパーティー』が25日、オンライン上で生配信されおそ松役・櫻井孝宏、カラ松役・中村悠一、チョロ松役・神谷浩史、一松役・福山潤、十四松役・小野大輔、トド松役・入野自由、トト子役・遠藤綾が出演し、鷲崎健氏が司会を務めた。
『おそ松さん』は、漫画家・赤塚不二夫の名作ギャグ漫画『おそ松くん』を原作とし、主人公である6つ子たちがクズでニートというダメな大人になった姿を描いた作品。第1期は2015年10月よりテレビ東京系にて放送され、16年度流行語大賞にノミネートされるなど大きな話題に。その後も、17年10月よりTVアニメ第2期の放送、19年3月には完全新作となる劇場版『えいがのおそ松さん』が公開され、約50万人の動員を記録。そして今年10月からは第3期の放送も控えている。
まずは、第3期TVアニメの映像が約15分ほど上映され、相変わらずの6つ子の姿が楽しめた後に、1人1人キャラクターに寄せたような個性的なあいさつをしながら登壇。櫻井は「みんなただいまー!」と手を挙げながら入ってきたかと思えば、中村は「ただいま……いやーまいるね。天気が悪くて」と、そっけない感じのクールな姿を。
神谷は「ただいま!」と、元気よく出てくれば、福山は羽織っていた上着をめくったり、小野は「CRただいまー!ハッスルハッスル!マッスルマッスルー!きょうはよろしくね」と、全力で振り切り、ほかのキャストからも「お前、無観客で良かったね」「無観客が向いているのかも」との声がかかることも。入野は「ただいまー」とマイペースさを見せれば、遠藤は「ありがとう!」と、ニコニコしながら現れ、キャスト陣が「かわいいよ」と声をかけると「知ってる~」と返す、トト子のキャラクターの感じそのままの姿を見せた
続けて、キャスト陣のお気に入りの過去シーンを発表。そのなかで中村は銭湯のとあるシモネタ全開のシーンをチョイスしていたが、「『おそ松さん』ってこうでいいんだって気付かされた大事な話数でした。まともな作家なら30分のなかで起承転結を作ってくださいと言われるんですけど、この作品はないんです」と、真面目な表情で語るギャップがある感じを伺わせることも。そんなさまざまな裏話とともに、小野が「テリー・ボガードのやられの声だ」といえば福山は「餓狼伝はやめろ(笑)」と、関係ない方向に話が脱線したり、コーナー間の転換中も手元にあったボタンを連打するゆるーいものに
中盤は『おそ松さん』ファンが選んだサブキャラクターやクズ台詞トップ7を当てるコーナーを展開。サブキャラクターは1位・十四松の彼女、2位・エスパーニャンコ、3位・あつし、4位・高橋のぞみ、5位・柳田、6位・実松、7位・悪松という結果となったり、台詞では、Sっ気の強い台詞が上位に食い込んだりカラ松の台詞が多くランクインするなか、キャストが生で台詞を読んだりとわちゃわちゃと進んでいくものとなった。
後半は六つ子の着ぐるみがしたジェスチャーをキャストが答えるゲームなどで盛り上がりつつ、最後に櫻井から「みなさん変わらないなと。相変わらずだなと。ぜひ1話を観て頂きたいですね。何が飛び出すか分からない予測不可能……というか懲りてないです(笑)。まったく懲りてないので、そのへんはぜひみなさんもリアルタイムで確認して頂ければと思います」とアピールし。
さらに、櫻井は「3期始まる前に『頑張るぞ』という号令をかけたんですけど、まあそれがゆるくて(苦笑)。監督は『始まりますからよろしくしますね』という感じで(シリーズ構成の)松原秀さんは、『じゃあ働きましょー』という感じでした。われわれは精いっぱい働いております。だからみなさんに観て頂きたいのです。もう、楽しいし面白いのはもう折り紙付き、お約束します。あとはみなさんに観て頂ければ、この作品はまた完成します。素晴らしい成功を収めると思いますので、ぜひともみなさまオンエアを楽しみにしていて頂ければ」と、メッセージを寄せた。
最後は櫻井から声を合図に全員で「シェー!」のポーズで締めくくっていた。