俳優・林翔太(30)が2021年1月22日から上演スタートとなる戯曲『キオスク』(演出:石丸さち子)を主演することが10日、発表となった。
本作は19年12月から20年1月にかけ関西ジャニーズJr.でアイドルグループ『Aぇ!group』の末澤誠也主演でリーディングシアターとしても上演。オーストリアの作家ローベルト・ゼーターラーの青春小説が原作で、今回はゼーターラー本人による戯曲版を、より視覚的に、演劇的な身体を駆使して上演することを目指す。
1937年のオーストリアを舞台に、ウィーンのキオスク(タバコ店)で働くことになった17歳の青年フランツの、さまざまな大人たちとの交流や初恋を通じた波乱の成長と、ウィーンで出会った愛するものを通して政治、世情と向き合う物語となっている。
フランツ役で主演するのは林。今回の起用へ、林は、「この度、ストレートプレイ『キオスク』日本初演でフランツ・フーヘル役を演じさせていただくこととなりました林翔太です。ストレートプレイの主役を務めさせていただくのは初めてで、どのような感じになるのか、全く想像がつきませんが、新しい発見もありつつ、自分にとってまた1つ階段を上がれるような作品になると思うと、今からすごく楽しみです!」と、期待を寄せる。
さらに演出の石丸氏とともに仕事をすることも楽しみにしていたようで「ご一緒させていただける事もたいへん光栄で楽しみの一つです。今回の舞台で新たな林翔太として殻を破れるように、誠心誠意ぶつかっていきたいと思います」と、気合のコメントも。
ほか、共演にリーディング版にひき続き、出演となる一路真輝、『東京パフォーマンスドール』の上西星来、山路和弘、橋本さとし、大空ゆうひ、吉田メタル、堀文明がキャスティング。このことに林も「素敵な共演者の方々に囲まれて学びながら表現者としてけいこ場にいられること、みなさんと舞台に立てることもとても楽しみです!僕が演じさせていただくフランツが抱く思いや悩み、期待や不安など細かいところまで観に来てくださるお客様に伝えられるように、そしてみなさまの心に何かを残せるように、精いっぱいやらせていただきます!」と、意気込んでいる。
戯曲『キオスク』兵庫公演は2021年1月22日~24日まで兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールにて、東京公演は2021年2月11日~21日まで東京芸術劇場 プレイハウスにて上演予定!
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