声優・下野紘が11日、東京スカイツリー(R)内で『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』(監督:外崎春雄/配給:東宝・アニプレックス)東京スカイツリー(R)点灯イベントに花江夏樹、鬼頭明里、松岡禎丞、歌手・LiSAとともに登場した。
漫画家・吾峠呼世晴氏が少年誌『週刊少年ジャンプ』に連載していたシリーズ累計発行部数1億部を突破した漫画『鬼滅の刃』。2019年に2クールでTVアニメ放送され人気に火がつき、放送終了後も日本のみならず世界各地のファンも獲得した社会現象にまで発展した作品として知られている。本作はTVアニメ最終話のその後を描いたもので、“無限列車”を舞台に主人公・炭治郎らと鬼たちの死闘が描かれる。下野は普段はおどおどとしていてナンパな性格だが、疾風迅雷のような瞬速の剣の腕を持つ我妻善逸役で出演している。
下野は善逸と松岡が声を当てている嘴平伊之助の2人の作中の役割へ、「この2人が登場することによって、ただただシリアスではない、仲間であり友達でありという感じで、賑やかになったというか、うるさくなったというか、やかましいというか、そういうところが我々の立ち位置なのかなって。そのギャップとして戦いのシーンで、格好良く見せているという感じです」と、キャラクターの魅力とともに伝える。
作品のアフレコへは花江が「気合がみなさんにあってそれがぶつかりあってできて」というと、松岡は「これで声優人生終わってもいいと思った。これ以上いったらまずいというところまで来たけど、『次の日のことは知らん!』という感じで」とその瞬間に全身全霊を傾けたといい、下野も「まさに命を削ってという気持ちでTVシリーズをやっていたけどそれ以上だったよね」と、込めた熱量を語った。
さらに、TVシリーズの放送が昨年ということもあり本作のアフレコまでに時間が空いたそうだが、鬼頭が、「アフレコ自体みんなで集まってするのが久しぶりでそれが嬉しかったですけど、始まったらもうすぐに炭治郎、善逸、伊之助が降りてきていた感じて、いつもの感じに戻れたのが嬉しかった気がします」と、胸をなでおろしたというと下野も「俺なんか若干緊張していたんです」と、うなずき、花江も「久しぶりに『水の呼吸!』って出るかなと思ったんですけど、体に染み込んでいたんです」と、こちらも笑顔が浮かんでいた。
イベント後半では、東京スカイツリー(R)を映画の重要なキャラクター・煉獄杏寿郎の炎刀、そして主題歌となるLiSAの『炎(ほむら)』を思わせるライティングで染まる点灯式も開催。その点灯直前には炭治郎、禰豆子、善逸、伊之助の着ぐるみも登場。実はその着ぐるみたちに合うのはキャスト陣も初めてだったそうで、テンションもあがりまくり下野が「禰豆子ちゃーん!」と、キャラ声を当てると花江&鬼頭もそれを受けたキャラクターの声を出したり、着ぐるみもアクションをとるという豪華生アテレコも展開していた。
『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』は16日より全国公開予定!