アイドルグループ『V6』岡田准一(39)、俳優・神木隆之介(27)が19日より全国オンエアされるサントリー 缶チューハイ『-196℃ストロングゼロ』新TVCM『あたらしいつよさ。文句は世界を変えられる?』篇で共演している。
『-196℃ストロングゼロ』の新メッセンジャーとして岡田と神木を起用。会社の先輩・後輩役という設定で出演となる。
CMでは、神木の背中越しに「お前さ」と話し掛ける岡田の姿から始まる。振り返った神木に、「文句ばっかり言ってたら何も前に進まないだろ?」と、苦言を呈する。ところが、先輩である岡田の強い口調にもひるむことなく、「僕は改めません」とキッパリ答える神木。ここで引きの画面に切り替わり、晴れた海の突堤で対峙している2人の姿が。
この神木の反応が意外だったのか、思わず「えっ?」と言葉に詰まる岡田。一方の神木は、毅然とした態度を崩すことなく、「文句言わなきゃ変わらないから、この世界」「変えてから進めたほうがいいじゃないですか」と、口にします。思いも寄らない展開に「いや……や、でもさ……」と動揺しながらも、何とか平静を装い、神木の方に一歩踏み出した岡田。ここで先輩として、神木を戒める言葉が出てくるのかと思いきや、岡田さんは突然大声で「たしかに!」と納得して、「そうかも!お前いいこと言うな。うん、文句だいじ」と感心しながら、神木の横を通り抜ける。
予想外の展開に、岡田の背中をあぜんと見つめる神木。振り返った岡田は、さっきまでの浮かない顔から一転、晴れ晴れとした表情で「よし、文句にカンパイ!」と言い放つ。夕日が差し込む広い屋上へ場所を移し、「新ストロングゼロ」で勢いよく乾杯する岡田と神木。テンションが上がり陽気な岡田が、目の前に広がる海に向かって「海のバカヤロー!」と大声で叫んでいるその隣で、神木が「海に文句?」とボソッとツッコミを入れて終わる。
撮影では、CM初共演となり1995年から芸能活動をスタートさせたということもあり、休
憩中はそれぞれが過去に出演した大河ドラマ撮影時の裏話や、最近の映画、ドラマなど、共通の話題で盛り上がることに。さらにプライベートにも話題が及び、「僕、趣味が多いんですよ。将棋、オンラインゲーム……」と切り出した神木が、自らの多趣味についてコメント。中でも岡田の興味を引いていたのが「一人カラオケ」で、「2時間以上、歌うこともあるぐらい大好きです!」と、その魅力を熱っぽく語り、岡田を驚かせていた。
ちなみに、本CMを手掛けたのは、映画『桐島、部活やめるってよ』などを監督している吉田大八監督。神木といえば同作を主演しているだけに、監督の顔を見るやいなや足早に駆け寄り、「お久しぶりです!」と笑顔であいさつする瞬間も見られた。
新TVCM『あたらしいつよさ。文句は世界を変えられる?』篇は15秒・30秒で19日より全国オンエア!
■2人へのインタビュー
――撮影の感想をお聞かせください。
神木:岡田さんと共演させていただくのは初めてですよね。
岡田:初めてです。でも、ずっと見てたよ(笑)。
神木:なんでですか(笑)。
岡田:大人になったよね。一緒に飲めるのがうれしいです。
神木:そう言っていただけて、本当にうれしいです。僕の後輩のお芝居は大丈夫でしたか?
岡田:それはもう完璧じゃないですか。こだわった仕事をした後に、2人で飲む「ストロングゼロ」はおいしかったです。
――「-196℃ ストロングゼロ」のCMキャラクターに選ばれたお気持ちは?
岡田:たくさん売れていて、たくさんの人が飲んでいる商品なので、うれしかったですね。しかも、神木くんと初めての共演で、先輩後輩の関係という新鮮さもありました。でも、僕もちょっと前まで、後輩役をやっていたんですよね。それがもう、いよいよ先輩役をするようになったんだなと、年齢が上がってきたのを感じつつ、とても刺激的で楽しい撮影でした。
――相方が初共演の神木さんと知った時、岡田さんはどう思いましたか?
岡田:僕ら、ずっと見てるんですよね、神木くんのことを。なんででしょうね? 神木くんって、気が付くとそばにいるんですよ(笑)。うちの事務所でいうと、年齢は山田くんぐらい?
神木:そうです。山田涼介と一緒です。同い年で仲良いです。同じ高校に通っていました。
岡田:タイプは違うよね? けど、仲が良い?
神木:タイプは違いますが、仲良いです。
岡田:お世話になっています!
神木:こちらこそお世話になっています!
岡田:実力があって、CM にもバンバン出ている役者さんですから、共演をとても楽しみにしていました。後輩に翻弄(ほんろう)される先輩という僕の役も、やりやすかったですね。
――神木さんはいかがですか?
神木:誰もが知っている大人気商品に、岡田さんと携われるのが純粋にうれしかったです。実は岡田さんとは以前、同じスタジオにいて、お互い別の作品を撮っていたことがあったんですよ。
岡田:覚えているの?
神木:もちろんです。そこで、岡田さんが山田涼介と殺陣稽古をされている時、ちょっと遠目から「はじめまして、お邪魔しています、神木です」とごあいさつさせていただいて。まさか、それからすぐにこうしてご一緒できると思っていなかったので、すごくうれしいです。
岡田:その時、「神木くん、いつかね!」って言ったの、覚えてる?
神木:あ、そうですね。覚えてます、覚えてます。
岡田:絶対覚えてないでしょ(笑)。
神木:いやいや、覚えています! その時はお邪魔してます感があったので、「いつか、よろしくお願いします!」とだけごあいさつして、すぐに去っちゃったんですけどね。
岡田:本当に良かった。夢がかないました。
――陽気な感じで寄り添ってくれる「-196℃ストロングゼロ」について、どう思いますか?
岡田:晩酌は自分をたしなめる時間でもあると思うので、良いことがあった日だけでなく、ちょっと失敗したな、こうした方が良かったかなという日も寄り添ってくれるのはいいですよね。
神木:うれしいことや悔しいこととか、飲んだ時に思い出す日常の感情みたいなものがあるじゃないですか。それこそ友達とあの時、悔しいって言ってみんなと飲んだよねとか、おめでとうってお祝いしながら飲んだよねとか、周りと感情を共有できる中で寄り添える「ストロングゼロ」は、すごく大事で、すてきな存在だなと思います。
――岡田さんと神木さんにとって、「-196℃ ストロングゼロ」のような相方的存在は?
神木:僕にとっては、山田涼介もそうですし、佐藤健も相方だと思います。各場面、各作品によって、相方はすごく大事ですし、お互いに作品の中でも切磋琢磨する存在ですから、相方にはすごく勉強させていただいていますね。ちなみに、人ではなくモノで言うと、イヤホンが僕の相方です。絶対カバンの中に入っています!
岡田:今の力強かったね。俺の相方は、神木くん!
神木:うれしい、めっちゃうれしい! お会いして、ほぼ初日なのにうれしい。
岡田:だって、昔から知ってるもん。神木くんの通り名、知ってる?
神木:なんですか、それ??
岡田:神木くんの通り名は、「みんなの弟」だよ。
神木:そうなんですか。なるほど(笑)。
岡田:これから「みんなの弟、神木です」って、言った方がいいよ。
神木:「みんなの弟」ですか。
岡田:モノでは、肩甲骨を回すゴムかな。
神木:鍛えるグッズですね。
岡田:ゴム好きなんですよ。カバンの中にいつも入っていて、それを伸ばす、引く。
神木:あ、引く、もあるんですね。
岡田:これ言うと怒られるんですけど、引っ張りたいんですよ、なんでも。引くのが大好き。
神木:へぇー。
岡田:いつか神木くんも引かせてね(笑)。なんか俺、どんどん変なキャラクターになっていく。気を付けよう。
神木:いやいや、すてきだと思います!
■新TVCM『あたらしいつよさ。文句は世界を変えられる?』篇動画