女優・多部未華子(31)、岸井ゆきの(28)、美村里江(36)が24日、東京・新宿ピカデリーで映画『空に住む』(監督:青山真治/配給:アスミック・エース)公開記念舞台あいさつを青山監督とともに開いた。
作詞家・小竹正人氏が2013年に上梓した小説『空に住む』(講談社)が原作。同小説とともに、誕生した楽曲『空に住む~Living in your sky~』を『三代目 J SOULBROTHERS from EXILE TRIBE』が担当し、小説と楽曲が同時にリリースされたことでも話題を集めたが、本作の主題歌にも起用されている。
多部は新型コロナウイルス禍のなかで多数の観客が集まってくれたことに「こんなに観に来てくださってありがとうございます。まさかこんなに人がいると思ってなかったので嬉しい。みんなきょうまで元気だったんだなって。感謝ですね」と、感激する姿が。
自身の演じた役について見習いたいところと、こうした方がいいんじゃないと思うことはという質問が。美村は、「なかなか困った方で善意でどう主人公を困らせるかということをしていて、自分をいい人だと思って迫ってはいけないなという反面教師の部分。それと、体を動かすか、地域のボランティアに参加したり、古典を読んで人間の幸せってなんだっけと考えてもらえれば」と、理路整然と詰めていく姿が。
岸井は、周りをみてほしいといい、「私も周りを見ないで強がったりするタイプなので考えさせられました」と、自身と重ねたり多部は、「共通点はペットを飼っているところですね。それと主人公の直美ちゃんは、淡々としているように感じたんですけど、突然力強くなるんです。人と励ますために力強くなって……そこは見習いたいし、欲しいですね」とのことだった。
イベントではほかにも、自身を整えたりするときにしていることへ岸井は「なんだかんだ映画見てますね。落ち込んでいるときに何個も世界線があるのは観ないで。やったーってときは宇宙とかの世界線がたくさんあるものを見たいです」と、映画に癒やされるということや多部は「モヤモヤが始まったら友達と話すに尽きますね。答えが出なくてもいいんで、すぐに友達に連絡して、すごいしゃべって、解決してなくてもスッキリします」と、しみじみだった。
そして多部から、「あしたも、1週間後も、1年後もみなさんの印象に残っている映画になったらいいなと思いますし、素敵な曲を聴いて映画のワンシーンを思い出してくれたらいいなと思いいます。いろんな受け取り方があると思いますけど、この映画がみなさまの頭に残って頂けたら嬉しいなと思います」と、メッセージを寄せていた。
映画『空に住む』は全国公開中!