『EXILE』で『三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE』のNAOTO(37)、女優・土屋太鳳(25)が4日、東京・六本木のEXシアターで映画『フード・ラック!食運』(監督:寺門ジモン/配給:松竹)東京国際映画祭舞台あいさつを寺門監督とともに開いた。
肉好きで知られる寺門が監督として焼肉にスポットを当て、そこにドラマを絡めて描いた作品。うだつのあがらない主人公のフードライター・佐藤良人(NAOTO)。その母で焼肉店を経営する吉江が突然の余命宣告を受ける。土屋は良人とともに“本物”だけを集めた新しいグルメ情報サイトの立ち上げを任される新人編集者・竹中静香役を演じる。
黒で統一したシルエットで登場したNAOTO。「ジモンさんの愛してやまないお肉と家族を大切にした作品です。役作りで食も勉強しましたが、すごく幸せな撮影になりました(笑)。あとこの後ぜひ焼肉屋に行ってください!」と、茶目っけたっぷりなあいさつ。
作品が作品だけに、司会から「お肉との相性はいかがですか?」との声も飛び、NAOTOは、「良いんじゃないですか(笑)。たぶんいいと思います(笑)。お肉も演技をしてもらわないと困るということでジモンさんから演技指導はあまりなかったんですけど、お肉の焼き方指導が厳しくて」と、寺門監督のお肉への情熱を感じたという。
すると土屋も「この情熱でお肉が焼かれてしまうんじゃないかというくらいでした」といい、寺門監督は「世界よ見ろ!これが日本の黒毛和牛だという気持ちでした」と、意気込みがあったそうだ。
続けて、土屋へ共演のNAOTOの印象を尋ねると、「NAOTOさんは良人とは普段は全然違う雰囲気なんです。狩人のような目をされているんです」と、独特ながらもパワーワードが飛び出し、これにNAOTOは「そうなの!?」と、ビックリ。しかし、土屋は、「良人の覚せい後にパワーを与えている感じがして、すごく素晴らしいなと感じてます」と、良人に劇中で変化があったときのNAOTOと重なったという。なお、東京国際映画祭ということで、3人のコメントはすべて同時英訳もされたが、“狩人の目”が『Hunters eye』と英訳され、これにNAOTOはとても気に入った様子を見せていた。
撮影の話題となり、1シーンの撮影で肉を何枚食べたのかという質問も。これにNAOTOは、「薄いお肉は10枚くらいだった」といえば、土屋は「私は13、4枚(苦笑)」と、遠慮なく食べたよう。すると寺門が、「待ってる間も食べてたし、あれ全部こっちが支払わないといけないんですよ!」と、ぼやきも漏れた。
ほかにも、トングの使い方へNAOTOは、「良人というのは食べることになった瞬間にスイッチが入ったり、焼き方が洗練されるんですけど、役作りの際に、寺門監督から、『トングが侍が持つ日本刀だったら』といわれてスッと自分の中に落ちてきて、トングは日本刀を振ったときのように使うようにしました」というと、寺門監督がおもむろにトングを取り出し実演し、NAOTOも「これが肉の武士道ですよね!」と、笑みが浮かんでいた。
映画『フード・ラック!食運』は20日より全国ロードショー!