声優・宮野真守が7日、東京・新宿バルト9で開かれたアニメーション『羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ) ぼくが選ぶ未来』（監督：MTJJ／配給：アニプレックス、チームジョイ）初日舞台あいさつに花澤香菜、櫻井孝宏、宇垣美里アナウンサーと登壇。その際に、先月に出演した舞台「ヴィレッヂプロデュース 2020 Series Another Style『浦島さん』『カチカチ山』太宰 治 著「お伽草紙」より」への感想を語る一幕があった。
本作は妖精と人間が共存する世界が舞台。住んでいた森を追われ旅する黒猫の妖精シャオヘイ（花澤）が、さまざまな者との交流をしたり戦いなどに巻き込まれ成長しながら、新たな居場所を求めるという物語。もとは中国で2011年から配信がスタートしたWEBアニメシリーズとして親しまれ、2019年に劇場版として上映、同年日本語字幕版も小規模公開され人気を博し、このたび日本語吹き替え版が制作された。
トーク中、最近自分が成長したなと思う出来事はという質問が。これに宮野は、「この状況下のなかでエンタメが、どうしようかとなったときに無力感に苛まれまして。いろんなものが中止になたりして……。でも、足を止めちゃいけないなと本当に思ったんです。それで、どうにかみなさんと繋がれる道はないかと試行錯誤していくうちに、少しずつ再開していったんです。そんなとき、先日お客さんの前で舞台をやりまして」と、切り出す。
そして『カチカチ山』を完走できたことについて「この状況下だからこそ考えられた2人芝居という最小限の人数でやる舞台。その限られた制限のなかでやる芝居が僕の人生最大のチャレンジになるくらいの膨大なセリフ量だったんです。それを経て、あっ、俺こんなにセリフ覚えられるんだと思いましたし、これを経験して強くなったなと思いました。自分のなかで大きな経験値になって、この状況下でも得られることができるんだなと思いました」と、感慨深げだった。
アニメーション『羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ) ぼくが選ぶ未来』は公開中！
※関連記事
・宮野真守 福士蒼汰から「なんかみすぼらしい……」と言われ詰め寄ろうとするも阻んだもの？半沢直樹連想させる“急所”質問に「あれっきりです」【宮野クローズアップ記事】
