俳優・中村倫也（33）が25日、都内ホテルで開催された『第49回ベストドレッサー賞発表 ・授賞式』に登場。終了後に囲み会見を開いた。
一般社団法人日本メンズファッション協会主催のファッション意識の向上、豊かで充実した生活の提案、ファッション産業界の発展と各界の文化交流を目的に、毎年恒例で歴史を重ねている賞。その選考基準は、『時代に左右されない主張あるオシャレをしている人』（自主性）、『ファッション性のある着こなしをしている人』（流行性）、『時代的な話題性に富んだ人』（時代性）、『魅力ある人間性を備えた人』（人間性）、『国内外を問わず活躍している人』（国際性）の5つとなっている。中村は芸能部門での受賞となった。
記者から中村にとってベストドレッサー賞は自身のなかでどんな賞かとの問いかけに、「いやびっくりしますね。なんで選んでもらえたのか、いまでも不思議な気がしています。いままで、いろんな作品で、いろんないい服を着させてもらったということなのかなと」と、自身の受賞理由を分析。
スーツへのイメージとして自身にピッタリ来るかと問われ「苦しいです」と、言いつつ、「これがきっと、ちゃんと、ある種ネクタイを締めるとか、サイズにピッタリあったものをしつらえるとか、そういうものが大人の男の生きざまの1つなのかなと思いますね」。
家でリラックスしているときに好きな格好へ「家はいまは寒くなってきたので、スウェットにパーカー、それともこもこの靴下を履いています」という中村。パーカーの色まで求められた中村は、「灰色ですね」という。
さらに、中村は灰色が好きなようで、「灰がいいですね。30を過ぎると灰のものを着たくなるんです。灰」とのこと。すると記者が、もし仮に隣に素敵な女性がいたらどんなスタイルで立ちたいかと問いかけ、「そりゃ格好いいところを見せないといけないですからね。もちろん内面も大事ですけど、見た目という印象もね。それは、とっておきの灰の……ロンT、灰のチョッキを合わせまして、下はブルーのデニムですかね。下が灰はよくないですね。ズボンは爽やかでいたいじゃないですか」と、コーデを考える。ちなみに、その隣いる想像相手へは「ジェニファー・ロペスのようなとっても素敵な方ですよ」とのことだった。
ほかにも、今年を総括し「なんかクリエイティブな1年でしたかね。役者の仕事もやらせてもらっているなかで、春はその仕事が止まったりして。その期間は、その期間で何かしらものづくりをして、菅田（将暉）と『サンキュー神様』という名曲を作ったりして、配信をしていたりしたんですよ。そういう意味で、ずっと止まらずクリエイティブなことをできていたかなと思いますね。振り返ると」という。
来年はどんな服を着てみたいかへ、「来年は和服が良いなと思いましたね。和服の似合う男になりたいなと。色ですか？灰！」とのことだった。
そして、来年へ「今年やっぱり直接のコミュニケーションも難しかったじゃないですか。笑い合ったり握手したりということができるようになればと思いますね」と、祈りを込めていた。
なお、中村が選考された理由へ「映画、テレビ、舞台でいろいろな役をこなすも、独特の個性を発揮する俳優の中村倫也さん。心にわだかまりがなく落ち着いていることをいう『虚心坦懐』という言葉が好きなように、自然体のジェントルなベストドレッサーです」とのアナウンスもされた。
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