“ももクロ”ことアイドルグループ『ももいろクローバーZ』の百田夏菜子(26)、玉井詩織(25)、佐々木彩夏(24)、高城れに(27)が、グループ史上初の試みとなる“視聴者参加型”配信ライブ『PLAY!』を29日、開催した。
たとえ物理的な距離があっても、“一人で”も“自宅で”も最大限にともに楽しめるイベントを目指し、視聴者も『ももクロとPLAY!!』をコンセプトに、垣根も境もない“ボーダーレス”な映像体験を届けるというもの。
オンラインライブ当日は、開演前の時点でライブの公式ハッシュタグ「#ももクロとライブで遊ぼう」が、Twitterの日本トレンド1位にランクインするなど、ももクロ史上初の“視聴者参加型”配信ライブを前に全国のモノノフの期待値は最高潮に。さらに、視聴者の方々にライブの前後も余すところなく盛り上がっていただけるよう開演30分前からオンライン上に開設された“カウントダウンラウンジ”に、「ドキドキが止まらない」「最前列で待機中」などとコメント欄で心境を共有する多くのももクロのファン『モノノフ』が集結し、開始前から高い反響となった。
そんな中、まばゆいLED照明が縦横無尽に照らし出すステージに『overture ~ももいろクローバーZ 参上!!~』が響き渡り、コメント欄に大量の『うりゃおい』コールが連なるなか、今回のライブの表題である『PLAY!』の文字とともにメンバーカラーのスーツを着用したメンバーが登場。XR技術が織りなす、瞬時にその表情を変える異空間のようなステージで、新曲『PLAY!』を初披露し、ももクロ史上初の“視聴者参加型”配信ライブの幕開け飾った。
続けてメンバーは、ライブ会場の廊下を駆け抜けながらラップナンバー『The Diamond Four』を披露し、移動した先のステージでは『マホロバケーション』をキレのあるダンスとともに歌い上げ、ファンを魅了。画面の中で繰り広げられる、まるでメンバー自身がMVやロールプレイングゲームの中にいるような世界観に、視聴者からは「今夜また新たな伝説が生まれた」「素晴らしいの一言に尽きる」「あまりにもクオリティが高すぎて感動」と早くも大興奮の声があがった。
MCパートでは、百田が「きょうは長い感じで」とこのライブのために装着した髪の毛のエクステンションによって、スーパーロングとなった“イメチェン姿”を披露すると、ファンからは「スーパーロングの夏菜子えぐいほど可愛い」「髪さらっさらで、かっこいいと美しいが同居してる」と称賛の声が。
さらに、今回のライブでは、メンバーも視聴者も“一緒にPLAYする”を体現した仕掛けのひとつとして、一部楽曲において、リアルタイムでセットリストと連動する楽曲投票企画を『ABEMA』のアンケート機能にて実施。まずは、アッパーチューンの『Chai Maxx ZERO』とライブ人気曲『stay gold』どちらを歌唱するかの生投票が実施され、白熱の投票の末に『Chai Maxx ZERO』が選出。床が前後にスライドする躍動感あるステージで披露された『Chai Maxx ZERO』に、コメント欄には「チャイマゼロきたーー」「どっちが選ばれてもうれしかったという幸せ」などの声が飛んだ。
モノノフの一体感が顕著になるライブ定番の盛り上がりソング『ゴリラパンチ』では、巨大化したメンバーたちが東京の街並みが広がるミニチュアセットを闊歩しながら踊り、特撮映画さながらの大迫力のパフォーマンス。さらに、本日2回目となったセトリと完全連動の楽曲投票企画では、『天国のでたらめ』との闘いを制した『DNA 狂詩曲』が力強いダンスとともに披露され、視聴者からも「かっこよすぎて見惚れた」「ファンも一緒にライブ創っている感じがたまらない」「楽曲投票楽しすぎ」とコメントが寄せられるなど、まさに“メンバーと一緒にPLAY”する感覚を楽しんだ様子でした。
MCパートでは、「ライブで熱くなったから涼みたい」と訴えるメンバーたちが、ライブ会場のドアを開け外に移動すると、突如として場面が昼間に切り替わり、メンバーが時間を遡った設定のドラマパートがスタート。ドラマ内ではメンバーがそれぞれ学ランやスケバン、ヤンキー、制服姿で登場し、そのまま生中継のステージに転換すると、特別ゲストとして登場したロックバンド・気志團のダンサーの早乙女光とともに『あんた飛ばしすぎ!!』を歌唱。コミカルな学園物語で人気を博す本楽曲のMVの世界観が踏襲されたステージを繰り広げた。
続いて、日本全国の魅力を歌う楽曲『ももクロの令和ニッポン万歳!』では、“巨大な日本地図”が出現し、くるくると表情を変える予測不能なステージの数々に、視聴者からは「全ての瞬間が良すぎて心が追い付かない」、「間違いなく史上最強の“夢観客ライブ”」「“配信ならでは”を突き詰めすぎてて脱帽」などファンを驚かせまくることとなった。
また、今回の『PLAY!』では、「ABEMA PPV ONLINE LIVE」に新しく搭載された、「マルチアングル機能」を活用し、自身のお好きなタイミングでライブ本編では流れていない別角度のカメラ映像に切り替え、“自分好みのアングル”を楽しめる楽曲も。前述の『あんた飛ばしすぎ!!』に加え、ライブ後半で披露された『DECORATION』や『笑ー笑 ~シャオイーシャオ!~』では「マルチアングル機能」が活用され、コメント欄には「なんかスイッチャー気分で楽しすぎる」「どのカメラも追いかけたくて忙しい」「すべてのアングルに愛おしいが溢れている」と、視聴者も楽しんでいるようだった。さらに、『笑ー笑 ~シャオイーシャオ!~』の楽曲では、世界的アクションスターであるジャッキー・チェンのものまね芸で人気を博し、本楽曲のMVにも登場するジャッキーちゃんがゲストとして登場。メンバーと息の合ったダンスを披露し、ライブを盛り上げた。
ラストパートでは、メンバーが純白のロングドレスを身にまとって登場。来年1月公開の劇場版『美少女戦士セーラームーン Eternal』の主題歌に決定している『月色 Chainon』の初パフォーマンスでスタートし、満月が照らすステージの上で壮大な世界観を表現しました。そして3回目となったセトリと完全連動の楽曲投票企画では、『月と銀紙飛行船』を、ブランコに座りながら情感たっぷりに披露。
最後の曲は、男性2人組シンガーソングライターユニット『C&K』によって提供された楽曲『クローバーとダイヤモンド』をありったけの想いをこめながらしっとりと歌い上げる。そして百田は「モノノフのみなさんにたくさんのものが届いていますように」と呼びかけ、メンバーも口々に「また遊ぼうね~」と叫んで終演を迎えた。
なお、『ABEMA』では本ライブの“完全版”を、2020年12月13日午前10時から12月30日24時までの期間限定で見逃し配信が行われるとしている。
■『PLAY!』セットリスト
overture ~ももいろクローバーZ 参上!!~
M1:PLAY!
M2:The Diamond Four
M3:マホロバケーション
M4:ゲッダーン!
M5:Chai Maxx ZERO
M6:ゴリラパンチ
M7:DNA 狂詩曲(ルビ:ラプソディ)
M8:あんた飛ばしすぎ!!
M9:DECORATION
M10:ももクロの令和ニッポン万歳!
M11:笑ー笑 ~シャオイーシャオ!~
M12:月色 Chainon
M13:月と銀紙飛行船
M14:クローバーとダイヤモンド