元サッカー日本代表の内田篤人氏(32)が16日に配信されたLINE NEWS Presents『NEWS AWARDS 2020』受賞式内で『話題の人』アスリート部門を受賞し登壇した。
新しい切り口や見せ方で LINE ユーザーの心を動かした『記事』、LINEユーザーに支持された『メディア』を、LINE株式会社が運営するスマートフォンニュースサービス『LINE NEWS』が独自の基準で選出・表彰するのが『LINE NEWS AWARDS』となっている。『話題の人』部門はLINE NEWS における記事掲出数・前年との注目度の変化・PV数などをもとに、LINE NEWSが独自に選出した「アイドル・アーティスト」「アスリート」「タレント」「俳優」「文化人」の5部門29組のノミネートが発表されており、各部門1組の受賞者を発表するというもの。内田氏の受賞したアスリート部門は、池江璃花子選手、大坂なおみ選手、久保建英選手、ダルビッシュ有選手がノミネートされていた。
内田氏の受賞理由として、「日本代表、ドイツのブンデスリーガなどでの活躍を経て、古巣の鹿島アントラーズで今年8月に現役を引退。引退後は日本サッカー協会が新設した『ロールモデルコーチ』に任命され、U-19日本代表候補のトレーニングキャンプに指導者として参加するなど、後進の育成に力を注いでいる。第99回全国高校サッカー選手権大会の応援リーダーにも就任」したことから選出された。
受賞へ内田氏は、「僕でいいんでしょうか?引退したけれど注目したいただけることはありがたい」と、戸惑いと喜び半々といった様子。今年を漢字1字で表すと、『次』とし、「引退して、自分自身が次の新しいステージのスタート。指導者という役職もいただき、次世代に自分の経験を伝えていきたい」と、心機一転し後輩たちを育て上げていきたいという気持ちを語った。
今年の引退を経て、自身の14年半のプロサッカー生活は「やりきったな、と思えるところまでできた。自分は幸せだと思う」と、しみじみ語り、「これからもサッカーに携わって生活していきたい」と、あらためてサッカーへの深い愛を窺わせた。
ともに日本代表として戦った本田圭佑選手、香川真司選手とは、引退後も交流があるといい、とくに本田選手からはLINEをする仲であり、「辞めるん、早いんとちゃうか?」と言われたことを笑いながら明かした。
話題が引退後のプライベートのことへ。愛娘の送り迎えや一緒に買い物・公園に行く時間もできたと、父親の顔を見せた内田氏。その成長の早さに驚きを隠せない様子だが、「ととはサッカーやらないの?」という娘に対して、「もし将来サッカーをすることがあれば、ディフェンスとかフォワードとか、目立つポジションをやってほしいですね」と、願いを込めていた。
そして視聴者とのトークタイムでは、引退試合も観戦していたというファンに対して、大きな感謝と伝えるとともに温かい言葉を返しつつ、新しい門出である2021年は、「チャレンジの年にしたい」と意気込んだ。
収録後のインタビューでは、今回のアスリート賞以外で、今年の自分に何賞をあげたいか?という質問に対して「早起き頑張ったで賞。子供が“朝の時間だよ~”と言った瞬間が朝です」と、幸せいっぱいな様子や、もし、自身がサッカーチームを作るなら、「気合が入りそうなので、リーチ・マイケルさんをスカウトしたい」と、ジャンルを問わずといった様子だった。