俳優・窪田正孝、女優・芦田愛菜、小池栄子、グローバルボーイズグループ『JO1(ジェイオーワン)』の大平祥生が25日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで『映画 えんとつ町のプペル』(監督:廣田裕介/配給:東宝=吉本興業)初日舞台あいさつを原作者の西野亮廣、廣田監督とともに開いた。
本作は、お笑いコンビ『キングコング』の西野亮廣が2016年に発売した累計発行部数50万部の同名絵本が原作。いつも厚い煙に覆われ、空を見あげることを忘れた「えんとつ町」を舞台に、星を信じる少年ルビッチ(芦田)と、ハロウィンの夜にゴミから生まれたゴミ人間プペル(窪田)が「星を見つける旅」へと出る冒険物語。西野は製作総指揮・原作・脚本という立ち位置で、絵本では描かれなかった、えんとつ町の“本当の物語”を描き出している。
窪田は本作の話を受けたときのことへ、「西野さんとお話しをして、わくわくしました。この映画は何回でも見れる作品です」と、胸が弾んだのだとか。さらに、芦田へは「愛菜ちゃんが素晴らしくて、本当に頭が上がらないです」と、芦田の演技に脱帽だったのだとか。
逆に芦田も「窪田さんと一緒にアフレコした箇所には好きなシーンがたくさんあります。窪田さんと一緒にやったおかげで、私も役に入り込むことができて、うるうるしちゃいました」と、お互いを称える結果となっていた。
そんな窪田の演技について西野は、「ゴミ人間って正解がないので、窪田さんが正解を出してくれた。しかもアニメなのに結構アドリブを入れてくれているんですよ(笑)。ゴミ人間にカメラが向いていないところで、窪田さんが声を入れてくれていて、本編にも結構採用しています」と、裏話を披露していた。
イベント後半には、2021年にチャレンジしたいことはという質問が。窪田は「キャンプ!周りの共演者の方とかにもキャンパーが増えていて。以前共演した音尾琢真さんとキャンプの話で盛り上がってYou Tubeとかでも見ていたのでやりたいと思いましたね。サバイバルに強くなって、綺麗な星を見ちゃったり、温かいお茶とか飲んだりしたいですね」と、話していた。
最後に芦田は「ルビッチの『星があるかどうかなんて』の台詞がすごく心に響きました。出来ないって決めるのも自分だけど、挑戦するのも自分だということに一歩を踏み出す勇気を貰いました。作品を観てくださったみなさんにもそう感じて欲しいです。たくさんのメッセージが詰まっていて、どんな世代の心にも届く作品になっています」と、メッセージを寄せ、窪田は「2020年は予期せぬ状況となりました。プペルの中で煙が覆っているように思考がネガティブになったり、人との距離ができたり。信じる力って本当に凄いと思う。みなさんが思うこと、信じたいことって絶対いつか実ると思います。背中を押してくれるこの作品は2020年の集大成として相応しい作品だと思います。たくさんの方に届いてくれれば嬉しいです」と願いを込めてコメントしていた。
アニメーション映画『映画 えんとつ町のプペル』は全国公開中!
※記事内写真は(c)西野亮廣/「映画えんとつ町のプペル」製作委員会