『EXILE』で『三代目 J SOUL BROTHERS』の“岩ちゃん”岩田剛典(31)、俳優・新田真剣佑(24)が19日、東京・神田明神で映画『名も無き世界のエンドロール』(監督:佐藤祐市/配給:エイベックス・ピクチャーズ)“絆結び”大ヒット祈願イベントを山田杏奈(20)、中村アン(32)、佐藤監督(58)とともに開いた。
作家・行成薫氏の同名作が原作。互いに親がおらず少年期からの付き合いがあり“ある事件”をきっかけに人生が大きく変わってしまったキダ(岩田)とマコト(真剣佑)を描いた作品。自分たちの運命を変えた不条理な世の中に復讐するため、キダは裏の社会、そしてマコトは表の社会で、10年もの時をかけ、社会の底辺から必死でのし上がっていく。果たして、異なる世界に身を置く、2人が命懸けで仕掛ける一世一代の企みとは……。
黒のジャケットとパンツ、下はグレーのシャツをあわせてな装いで登場した岩田。神田明神内のイベントということで、会見前には祈祷を行ったが、その祈祷に込めた思いを岩田が毛筆で書としてしたためることに。「絆」と書いた巨大フリップを手にした岩田は、「きょうこの文字を書こうというのはスタッフ・キャストみんなで相談して決めたんですけど、人と人とのつながりということをこの作品で一言で表すならということで、この文字を選ばせて頂きました」と、説明した。
書いてみて、「めちゃくちゃ緊張しました。練習なしのぶっつけ本番です。習字を習ったことがある?したことないです」と、とくに下準備もなしに書き上げたと胸を張る。すると真剣佑は岩田が書いている姿に惚れ惚れしたそうで「すっごい格好良くて、上手でした!素晴らしいです」と、べた褒めで、岩田ははにかむように笑みを見せることも。
本作が人と人との間に生まれてくる“絆”がテーマということで、本作を通して生まれた縁や絆はないかとの質問が。これに真剣佑が岩田を「お兄ちゃんというような存在になって」というと、これを受けて岩田は「僕も初共演というところで幼馴染という設定なのでどういうふうに現場に入ろうかなと思ったんですけど、撮影初日から意気投合して撮影もスムーズに進んで、すごくやりやすかったなと思います。真剣は人懐っこい弟のように思えて、こういう作品の中で絆を埋められたのは嬉しかったですね」と、笑顔で返していた。
新型コロナウイルス拡大の影響で人と会える機会が少なくなった今、絆を感じたことや、仲を深めるために心掛けていることはとの質問に、岩田は「会いたいタイミングで会いたい人に会えないということで、久しぶりに連絡をとる友達が増えたなって」と、しみじみ。
続けて、岩田は「中学校の同窓会をリモートでやりましたね。太っちゃったやつも言えれば、見た目が変わっちゃったやつも居て。でも、会話になると、中学校のときの関係値のままという感じで。年を取っても同級生とかだと変わらないなと思って。いろんな職業とかありますけど、そのときに築いた関係値は変わらないんだって」と、感じ入るものがあったそうだ。そのリモートでのやりとりの際に、「僕だけ芸能の仕事をやっているので、“岩田入ってきた!”というのはあります(笑)」と、芸能人らしいエピソードもあったり、佐藤監督が「がんちゃんとよぶの?」と尋ねると、「人によりますけど、“がん”もあるし“岩田”もあるし」と、懐かしげに目を細めた。
そして岩田から、「いよいよ映画も公開まで10日となりまして、たくさん取材となどを受けさせて頂きましたが、プロモーショが難しいと思っております。本当に頭の中を空っぽにして来て頂けたほうが、より良く体感できると思っています。この作品の根底にあるメッセージ、愛だったり、命だったり、絆を、たくさんの方に受け取っていただきたいと思います。ぜひともたくさんの方にこの作品が届くように」と、願いを込めてその場を後にしていた。
映画『名も無き世界のエンドロール』は29日より全国公開予定!
※関連記事
・岩田剛典「取り越し苦労」だったことや『復活』に希望を込める!“弟”新田真剣佑から「“岩ちゃん”」と慕われる姿も【岩田コメント長め】
・岩田剛典クリスマス・イブにサンタ姿で「どうして俺はこの歳でこんな格好をしてるんだ?」な映像公開!撮影地裏話なども公開
・岩田剛典主演で映画「名も無き世界のエンドロール」ラストから半年後描くドラマが制作!特報&ポスター&場面写真&スタッフ・キャストも発表で「ぜい沢な取り組み」
・岩田剛典 冷たい表情で銃を突き付ける姿など映画「名も無き世界のエンドロール」場面写真解禁!ムビチケ販売開始で特典はレアなマスクケース
・岩田剛典「俺はこのエンドロールを見届けなければならない、なあそうだろ?」!新田真剣佑と初共演「名も無き世界のエンドロール」特報映像、ティザービジュアル、公開日解禁