市井紗耶香プロデュースアイドル「PATI PATI CANDY…☆」15人お披露目で新曲含め3曲パフォーマンス！「初代の『モー娘。』を彷彿とさせるかのようなグループ」と感想も

　元『モーニング娘。』の市井紗耶香（37）がプロデュースするアイドルグループ『PATI PATI CANDY…☆』のお披露目イベントが23日、東京・有楽町朝日ホールで開催された。

　昨年2月から、mysta株式会社、株式会社エスダブル、合同会社トライ・エム・カンパニーで共同開催で、市井がプロデュースするアイドルグループを募集し、以降選考が行われ同7月に最終審査。そこで合格となった、こーちゃん、kanon、あゆか、りなちゃん。、ちゃんくま、みあ、さぁや、こっこ、ひまわり、さっぴ、さえちゃ、moka、sh!ro、moe、もこちーずの15人が『PATI PATI CANDY…☆』（パチパチキャンディ）として『モーニング娘。』や『AKB48』などを手掛けたダンスプロデューサー・夏まゆみ氏のダンス指導や振り付けのもと活動することとなった。

　お披露目イベントでは昨年の審査の際に課題曲となった『はじまりのカウントダウン』をまずはパフォーマンス。続けて、新曲『knock-knock』を披露し、『PATI PATI CANDY…☆』内で『フレーバーストロベリー』、『フレーバーミント』、『フレーバーマスカット』の3ユニット順に並び、アイドルらしさ全開のあいさつを元気いっぱいに伝えた。

　続けて、市井と夏氏が登壇。市井はユニットごとに違う色の衣装になっていることへ、「青・赤・緑の三原色になっています。それぞれ15人フレーバーの味が違っていて、性格も違います。15人合わさったら、素敵な化学反応が起きて、これから日本の世界のアイドル業界を引っ張っていけると思っておりますので、よろしくお願いします」と、紹介。

　そんな彼女たちの2曲のパフォーマンスを見て、『モーニング娘。』を世に送り出した側の夏氏としては「ちょっと匂いがするんだな。『モーニング娘。』の匂いが」というと市井も「そうですね！年齢もバラバラですし15人いるというところでいうと、初代の『モー娘。』を彷彿とさせるかのようなグループかなと思っています。いまは令和の時代ですけど、平成の時代にちょっと逆戻りして。時代というのは戻ってくるので、その新しさ、新鮮さというものがこのグループにはあるのではないかなと思っています」と、評し、「もっともっとファンに応援して頂けるようなグループになりましょう！」と、呼びかけた。

　そして、ラストとなる市井作詞の『susume!』を披露して見せ、終演を迎えていた。その後、熱気覚めやらぬ彼女たちへ、代表して『フレーバーストロベリー』リーダーでグループ全体の統括リーダーもしているmoka、『フレーバーミント』リーダーのmoe、『フレーバーマスカット』のさぁやの3人に本日のイベントの感想を尋ねてみることに

　さぁやは「『フレーバーマスカット』は関西出身のメンバーがそろっているんですけど、いま関西から通っているメンバーもいて、なかなか練習もみんなそろってすることも難しいです。ですが、たくさん練習してきたことを100％発揮できたと思いますので、100点満点です！」と、はじけるような笑みを浮かべるとmoeは、「きょうの会場の有楽町朝日ホールは、オーディションの最終審査を受けた場所で、そのときは『あしたはメンバーになれるのか……それとも落ちて一般の方に戻るのかどっちなんだろう……』と、ドキドキ、不安な気持ちになりながらステージに立っていました。きょうはみんな、輝かしい未来に向けて、100点満点の笑顔でこのステージでパフォーマンスできたと思います……いや、120点です！」と、充実の表情を浮かべた。

　そして、mokaからは、「点数はさぁやとmoeの2人が言ってくれた通り、120点になったね！」とさぁやとmoeと顔を合わせて笑いあい、「私は統括リーダーとしてこのメンバーが決まって約半年間、夏先生や市井さんが言ってくださったように歌やダンスやパフォーマンスもとっても大事だと思っているんですが、私がリーダーとしてできることは結束力を高めることチームワークを良くすることだと思ってやってきました。それがきょうの大成功にちょっとでもつながったのではないかなと自負しております。ただ、きょうがスタートなので、あしたからまた頑張っていきたいと思います」と、意気込んでいた。

　そんな彼女たちを見ながら、夏氏は「彼女たちは本当に歌もダンスも初心者で、そういう子たちは、これまで何百人以上指導してきた人間ですけれど、素直に一生懸命頑張る子たちで、変に繕ったり飾ったりすることなくなって、全力投球で頑張っている子たちなので大きな可能性があるのではないかと思っています。もちろん、リハーサルでは、たくさん厳しい練習もしたと思います。きょうは袖のモニターから見ていましたが、本当に良いパフォーマンスをしてくれたと思っています」と、目を細めていた。

　今後の活動として、新曲『knock-knock』と審査課題の追加曲『susume!』が両A面で今春リリース予定としている。