藤原丈一郎、貫地谷しほり、矢作穂香ら中井貴一主演の舞台「月とシネマ」に出演発表!4月から上演予定も明かされ「どんな状況になろうと前へ進む方法を」

藤原丈一郎、貫地谷しほり、矢作穂香ら中井貴一主演の舞台「月とシネマ」に出演発表!4月から上演予定も明かされ「どんな状況になろうと前へ進む方法を」1

 俳優・中井貴一主演の舞台『月とシネマ―The Film on the Moon Cinema―』(作・演出:G2)。4月17日から上演予定となりその日程と、共演に貫地谷しほり、関西ジャニーズ Jr.でアイドルグループ『なにわ男子』の藤原丈一郎、矢作穂香、村杉蝉之介、たかお鷹が出演することが8日、発表となった。

 とある地方都市の駅前にある閉館の危機を迎える映画館『ムーン・シネマ』が舞台。同館館長の息子で50代のフリーの映画プロデューサー・並木憲次(中井)が『ムーン・シネマ』に現れたことから始まる映画館存続へ向け、仲間たちと東奔西走する姿とともに、ある秘密も浮かび上がってくるのだが……。

 中井のほか、女流映画監督の三城麻衣子役に貫地谷、並木とのタッグでヒットを飛ばすことを夢見る大手映画会社の新米プロデューサー・小暮涼太役に藤原、並木の娘・彩矢役を矢作、なぜか物語に巻き込まれる街金の児島役を杉村、映写技師の黒川役をたかおが演じる。

 中井は、今回の出演へ「昨年から引き続き2021年も演劇界にとっては、困難な幕開けとなってしまいました。昨年よりパルコがリニューアルをし、お客様にとっても、我々演者にとっても最高の環境が用意されたのに……。ただ、どんな状況になろうと前へ進む方法を考えてまいります。まだ4月の状況は予測できませんが、こんな時期だからこそみなさまに温かい気持ちになってお帰りいただけるようなオリジナル作品を目指したいと思います。劇場でお会いできることを楽しみに!」と、メッセージを寄せている。

 PARCO 劇場オープニング・シリーズ『月とシネマ―The Film on the Moon Cinema―』東京公演は4月17日から5月9日までPARCO劇場にて、大阪公演は5月12日から同16日までCOOL JAPAN PARK OSAKA WWホールにて上演予定!

 ■ほかキャスト・スタッフコメント
 ○貫地谷しほり
 PARCO劇場オープニング・シリーズ最終公演に参加することになりました。このオープニング・シリーズは昨年も出演させてい
ただきましたが素晴らしい時間となり私自身改めて演劇のファンになり感動の毎日でした。今回は以前に2度も演出をしていただいたG2さん、大先輩の中井貴一さんをはじめ素晴らしい方々と、御来場いただくみなさまのひとときを染めさせて頂けたらと思います!
 全ての人が不安な毎日です。私もこの大好きな世界が壊れてしまうのではという不安が募る日々です。
 心がときめく事への感謝、今を重ねられる尊さを忘れずに舞台に立てたらと思います!

 ○藤原丈一郎
 『月とシネマ』のお話しを頂き、大変嬉しい気持ちでいっぱいです!
 中井貴一さんの素晴らしいお芝居はこれまでドラマや映画で拝見していましたが、まさか自分が共演させていただける日がくるとは思ってもいませんでした。
 演出のG2さんともご一緒するのは初めてで、以前から作品を観劇していたのでワクワクしています!
 歴史あるPARCO劇場に立たせてもらえること、PARCO劇場オープニング・シリーズに携われること、そして素晴らしいキャストのみなさんと共演できることなど、たくさんのご縁を大切に精いっぱい頑張ります!
 ぜひ、劇場で幸せな時間をともに過ごしましょう! 劇場でお待ちしております!

 ○G2
 こんな時期だからこそ、人と人が直接会うことの大切さが問われるのではないでしょうか?
 35年間も喧嘩別れしたまま病気で亡くなった父親。父が遺した映画館で撮影を続けるうちに、かつてのいざこざの謎が解け、絆を取り戻してゆく再生の物語です。
 中井貴一さん始め、コメディーの達者な役者が揃いました。コロナの憂さを晴らして大いに笑い、心の潤いを取り戻しましょう。
 感染防止対策が万全で換気も優秀なパルコ劇場でお待ちしてます。

 ■STORY
 とある地方都市。駅前の映画館「ムーン・シネマ」は閉館の危機。そこへ館長の息子並木憲次(中井貴一)が「ムーン・シネマ」に現れた。彼は五十代のフリーの映画プロデューサー。今までにヒット作を何本も世に送り出していているが、賞には恵まれない。同じ映画関係の仕事だが、父子の交流はほとんどないというか絶縁状態だった。並木とのタッグでヒットを飛ばすことを夢見る大手映画会社の新米プロデューサー・小暮涼太(藤原丈一郎)、並木の娘・彩矢(矢作穂香)と共に、映画館の相続のために集まったのだが、驚いたことに、父が残した遺言状には映画館は、ある女性に継がせる。とあった。まさか親父のやつ……、老いらくの恋か?と邪推をするが、その推測は見事に外れた。
 その女性は、知る人ぞ知る、女流映画監督三城麻衣子(貫地谷しほり)だったのである。4、5年に一度しか作品を発表しないし、映画は大ヒット、というわけでもなかったが、発表ごとに映画賞を総なめすることで有名な監督で、ちょっとやそっとでは大手のオファーを受けないのでも有名である。
 正当な権利を主張するべく、並木達は三城に会うことにする。こんな古い映画館で借金もある、相続しても負債を抱えるだけだと放棄を迫る並木。すったもんだの末、三城は提案する。この映画館を使って映画を撮影したい。その後であれば、映画館の権利は放棄すると。そして、それには一つの条件があるという、「撮影する映画は並木憲次がプロデューサーを務めること」。
 こうして、商業主義のプロデューサーとアート系の映画監督、水と油のはずの二人が一緒に映画を作ることになった。
 大手映画会社の看板を背負い、小暮は何かというと意地を張る並木に手を焼きながら映画完成に向かってひた走る!
 そこに並木の娘も、映写技師の黒川(たかお鷹)も、そして何故か街金の児島(村杉蝉之介)も巻き込まれて、映画館の存続を巡って右往左往が始まっていく。
 そして次第に、驚くべき父の秘密が浮かび上がってくるのだが……