俳優・中村倫也、神木隆之介、声優・木村昴、女優・新木優子が5月28日より全国公開予定のアニメーション映画『100日間生きたワニ』(監督・脚本:上田慎一郎、ふくだみゆき/配給:東宝)で声を当てることが17日、発表となった。
きくちゆうき氏が2019年12月12日から2020年3月20日までTwitter上で発表し、社会的にも大きな話題となった4コマ漫画『100日後に死ぬワニ』が、タイトルをあらためとしてアニメーション映画化。最終話は、いいねの数が214万という国内Twitterの歴代最多数を記録、エンゲージメントは2億を超えたものとなっている。本作は、100日間のワニの日常と、そこから100日後、大切なものを失った仲間たちのその後の姿を描いたアニメーションとなる。
主人公・ワニ役に神木、ワニの親友・ネズミ役に中村、モグラ役を木村、ワニが恋するセンパイ役に新木が起用となった。キャスト陣それぞれからメッセージも寄せられた。
○ワニ役:神木隆之介
この度、ワニ君をやらせていただくことになりました!
元々、原作はSNSで見ていたので、とても嬉しかったですし、中村倫也くんとまたご一緒できるのが楽しみで仕方ありません。
この作品を通して、“今、この瞬間”という大事さを伝えられたらいいなと思っております!!よろしくお願いします!
○ネズミ役:中村倫也
正直に話しますと、オファーをいただいた時「流行ったからって映画化してぇ~」と勘ぐってしまいました。しかし映画版オリジナルの展開やそこに込めた想い、またあらためて原作に触れた時に、これは意義のある作品になると強く感じると同時に、自分の先入観を反省しました。ネズミくんがどんな喋り方になるのか、僕自身楽しみです。
○モグラ役:木村昴
今回「100日間生きたワニ」にて、モグラの声を担当いたします木村昴です。もう、本当に夢のようです!この映画への出演が決まったときのことは、今でも100日前のことのようにはっきりと覚えています。大変な人気があり、多くの方に愛された今作に携われることを心から幸せに思います。映画となって生まれ変わった100ワニの世界をご覧くださるみなさまにも楽しんでいただけるよう、僕も100%の力を注いで演じ、お届けしていきたいと思っています!お楽しみ!
○センパイ役:新木優子
お話を頂く前から知っていた大好きな作品だったので、声で出演させていただくと聞いた時は本当に嬉しかったです。原作は、ほっこり人間らしい動物たちのおかげでほっとした気持ちになれる作品だなぁと、すっかり夢中になって読んでいたのですが、読み終わった後、当たり前の日常の大切さや周りの人への感謝の気持ちを考えることを教えてもらえたような気持ちになりました。映画を見ていただく方にもそんな温かい世界観が伝わるように精いっぱい頑張りたいなと思います。
なお、監督・脚本は、原作に込められたメッセージに強く共感し映画化を熱望した『カメラを止めるな!』の上田慎一郎監督と、アニメーション監督としても活躍するふくだみゆき夫妻が担当。新型コロナウイルスの流行に直面し、大幅な脚本の書き直しを行い「今観て欲しい」物語を作り上げている。
■STORY
桜が満開の3月、みんなで約束したお花見の場に、ワニの姿はない。
親友のネズミが心配してバイクで迎えに行く途中、満開の桜を撮影した写真を仲間たちに送るが、それを受け取ったワニのスマホは、画面が割れた状態で道に転がっていた。
100日前―――
入院中のネズミを見舞い、大好きな一発ギャグで笑わせるワニ。毎年みかんを送ってくれる母親との電話。バイト先のセンパイとの淡い恋。仲間と行くラーメン屋。大好きなゲーム、バスケ、映画…ワニの毎日は平凡でありふれたものだった。
お花見から100日後――
桜の木には緑が茂り、あの時舞い落ちていた花びらは雨に変わっていた。
仲間たちはそれぞれワニとの思い出と向き合えず、お互いに連絡を取ることも減っていた。
変わってしまった日常、続いていく毎日。
これは、誰にでも起こりうる物語。
■キャスト・スタッフ
監督・脚本:上田慎一郎、ふくだみゆき
原作:きくちゆうき「100日後に死ぬワニ」
コンテ・アニメーションディレクト:湖川友謙
音楽:亀田誠治
主題歌:いきものがかり
アニメーション制作:TIA
声の出演:神木隆之介、中村倫也、木村昴、新木優子
配給:東宝
※記事内画像は(c)2021「100日間生きたワニ」製作委員会