『新しい地図』草なぎ剛主演の映画『ミッドナイトスワン』(監督:内田英治/配給:キノフィルムズ)。
本作が17日、東京・目黒のめぐろパーシモンホールで開催された『第75回(2020年)毎日映画コンクール』表彰式でTSUTAYA プレミアム映画ファン賞・日本映画部門を受賞したことから、壇上には森谷雄プロデューサーが登壇した。
『毎日映画コンクール』は1946年(昭和21)、日本の映画産業の振興に寄与し、国民に映画の楽しさを広く伝えることを目的に、毎日新聞社とスポーツニッポン新聞社によって創設された映画賞。演技、作品はもちろん、撮影や美術、録音などのスタッフ、日本映画を代表する名女優田中絹代の名を冠する賞など、幅広い部門を設けていることが特徴となっている。2020年1月1日から12月31日までに国内で14日間以上、有料で劇場公開された作品(アニメーションおよびドキュメンタリー部門は、同期間に完成もしくは上映された作品)となる。
TSUTAYA プレミアム映画ファン賞は『毎日映画コンクール』のなかで一般の方の投票により決定する唯一の賞として、「日本映画」「外国映画」それぞれのNO1作品を決定し、表彰するというもの。
森谷プロデューサーは、「映画ファン賞を頂けるなんてこんなに嬉しいことはないと思いました。内田英治監督のオリジナル脚本に同じ方向を向いて作り上げた作品です。これほどまでに、映画というのは観て頂いて完成するものなんだということを、あらためて実感する作品でもありました。本当に感謝しています」と、万感の思いを。
さらに、森谷プロデューサーは仕事の都合で来場できなかった内田監督からの手紙を壇上で代読することとなり、「今回は光栄な賞を頂きありがとうございました。作り手だけでななく、映画とは観客に育てられるということ。さらに、映画と同じように成長させて頂きました。5ヶ月が過ぎた今も上映が続いていおります。ミッドナイトスワンを支え続けてくださったみなさまに心から感謝しています」と、メッセージを寄せていた。
なお、本コンクールでは渋谷慶一郎氏が『ミッドナイトスワン』で音楽賞を受賞したことから登壇となった。
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