創作あーちすとで女優・のん(27)が『FUKUITRAD』プロジェクト新商品発表会に登場した。
福井県が北陸新幹線福井・敦賀開業に向けて、県の魅力を発信するため、福井県が誇る7つの「伝統工芸」に着目し、伝統工芸をより身近な存在にアップデートをすることを目指す『FUKUI TRAD』プロジェクトを2020年9月よりスタート。本プロジェクトではBEAMS JAPANをパートナーとし、さらにのんともコラボし、7つの福井の伝統工芸を日常の生活に定着するようアップデートした、全24アイテムからなる『ふくいとらっど』を制作。この完成品をお披露目するものとなる。
BEAMSで取り扱う和の雰囲気漂う洋服で登場したのん。司会から創作あーちすとという仕事について問われたのんは、「女優として演技のお仕事を中心にしてきたんですけど、いまは創作あーちすとという肩書をつけて、今回のようにイラストや絵を描いたりとか、音楽を作ったりとかの活動をさせて頂いています」と説明しつつ、いいものが作れた瞬間はすごく嬉しいし幸せな気持ちになります」と、やりがいを感じているそうだ。
プロジェクトでのんは、新商品に活用されているデザインを担当。今回の話が来たときに「すごく嬉しかったです」と、喜んだといい、「福井の伝統工芸品とのコラボということで、すべての工芸品が美しくて、そのままでもとっても素敵なんですけど、いまの世代の方たちにも知ってもらえるように、間を繋ぐ役目が、絵を描くことでできるんだったら本当に嬉しいなという気持ちでした」と、感じたことを語った。
のんは地、火、水、空、風をテーマに7枚の原画デザインを描いたそうだが、この日は、風をテーマにした絵を披露。この風については、「5大要素のオーダーを頂いたときにどんなふうに考えたほうがいいんだろうと想像したんですけど、風はいろいろ改良した後に、こうなりました。最初ゆるーんみたいな風も書いていたんですけど、工芸品になじむように考えてみて、いろんな風を混ぜようと行き着いて、真っ直ぐな風とかちょろちょろした風を混ぜてみました」と、コンセプトも。
さらにのんは、「いまの世代の方たちに向けて現代にアップデートして身近なものになるようにとういうテーマがあったのでポップな色にしたいなと思う色づけにしました。工芸品にも合うようなデザインにしてみて、本当の風の形よりもイメージで削ぎ落としていったデザインにしました」と、踏み込んだそうだ。
イベントでは、工芸品の説明もされることとなり、のんは目を輝かせながらその様子を見守る一幕もありつつ、福井の和紙の工房にも訪ねてみたというのんは、「貴重な時間で、見たことない道具とか、職人さんの技を拝見して素晴らしいものができあがるんだなってワクワクしました。和紙の工房では、釜みたいなところで和紙の元になる素材が洗われていて、『お風呂ですか!?』と、とんちんかんなことを聞いてしまって(苦笑)」と、エピソードも披露していた。
そして、本商品を手にとる方々へ向けのんは、「福井県が誇る7つの伝統工芸をBEAMS JAPANさんがプロデュースして私が絵を描かせて頂きました。現代に定着するようにアップデートした『FUKUI TRAD』。たくさんの方に来て頂ければ」と、メッセージを寄せていた。