女優・白石美帆(39)、柴田理恵(58)が20日、東京・銀座の茨城マルシェで「『ひよっこ』の舞台 茨城県北フェア」キックオフイベントに登場した。
茨城の観光・県産品等に関する魅力発信事業として、20日から10月20日まで同所にて、期間限定メニューが提供されたり、NHK朝の連続テレビ小説『ひよっこ』の番組パネルの展示などが開催となる。2人は同ドラマに出演していることもありゲストとして呼び込まれた。
作品に出演中、苦労した部分へ白石は「東京と6度くらい気温が違って寒いんですよ。カットごとに観ていると天気が違うんです。だから茨城ロケは大変だっただろうなって」と切り出すと、柴田は「ここまで撮っても撮影できないのか!みたいなことがあって。でも、本当に景色は綺麗なんですよ」と、アピールにつなげることも。
演じたキャラクターとしては白石は東京・赤坂生まれ赤坂育ちという設定の竹内邦子役だったが、白石本人は茨城・常陸大宮市の出身でいばらき大使も務めるバリバリの茨城人。それだけに「ネイティブな人間が東京者ですという感じが自分のなかでくすぐったい感じで。地元の友だちは『何言ってるの!?』って感じだったらしいです」という思いもあったのだとか。それを主演の有村架純(24)も感じ取っていたようで、「『白石さんの前で茨城弁を言うのがしのびない』っていうかでした」と、恐縮されたそうだ。
さらに、茨城弁へ話が移ると、柴田は「茨城弁は本当に独特のリズムとイントネーションがあるんです。それが役者として難しい」と、苦心したよう。白石に至っては「言葉遣いはそれが普通だったので(上京したときに)カルチャーショックだったんです。いまでこそ方言を受け入れてくれていますが、20年前はなまりを直さないといけなくてなんでこんなに苦労しないといけないんだって」と、大変だったようで、「どうしても茨城の人と話すとなまりが出てしまうので、両親とは1年間FAXでやりとりしていて」と、努力の跡をうかがわせていた。
その後、メニューの試食へ。プリプリのアンコウを揚げて卵とじにした『大津港産アンコウのあんこ~る丼』と、パスタにちりめんじゃこを練り込みもちもちした食感も楽しい『ちりめんじゃこの和風パスタ』に舌鼓を打っていた。