BSスカパー!オリジナル連続ドラマ『「アカギ」竜崎・矢木編/市川編』製作発表会見が21日、都内の同局内で開かれ赤木しげる役・本郷奏多(26)、市川役・鹿賀丈史(66)、南郷役・駿河太郎(39)、竜崎役・六角慎司(45)、鷲巣巌役・津川雅彦(77)、原作者の漫画家・福本伸行氏が登壇した。
2015年7月よりBSスカパー!で放送され話題となった麻雀を扱ったドラマ『アカギ』。本作は10月13日午後9時より全5話で放送開始となる続編で、前作に続いて本郷、津川は続投、盲目の雀士・市川として鹿賀が立ちはだかる。
赤木風な装いで登場した本郷。今月5日からクランクインしたそうだが「室内で黙々と麻雀を打っているだけなので、雨などでも中止はなく(笑)。先輩方が明るい、いい雰囲気を作ってくださって、鹿賀さんがたまに冗談を言ってくれるんです」と、現場の雰囲気にはいいそう。
ただし、鹿賀は、「昔の麻雀ですので畳の上に座布団引いて、そういうところなので、身体的にも疲れますし、撮る方の方も一生懸命やっています」と、座りっぱなしが大変だそうだが、「面白い作品になるのではないかと思っています」と、アピールした。
前作では19歳の赤木だったが、本作では13歳の赤木を演じることになるが、「まさか13歳の男の子を演じるとは(苦笑)。でも、赤木のカリスマ性はすでにでき上がっていると思ったので、若いことは意識せずにやっています。そうするしかないと思いますけどね(笑)」と、演技プランを話しつつ、「南郷さんに『お前何歳だ?』『13』というところを乗り切ってもらえれば、世界に入れると思います」と、アピールにつなげていた。」
本作の見どころへ、本郷は「鷲巣編はお屋敷の中でしたけど、市川さんと喫茶店で対峙するシーンとか外を歩くので、今回人間ドラマも出てくるので麻雀が分からなくても、さらに楽しめるよと」とも。
話が“福本語録”に向き、本郷は、「きたぜぬるりと…」「オレはいつでも死んでやる…!綺麗に…!」の2つをチョイス。前者は白牌を赤木が引いたときにいうセリフだそうで、本郷は「独特の表現だな」と感嘆を漏らす。それでも、本郷は福本氏へ「つるりじゃダメなんですか?」と尋ねると、福本氏は、「本当の麻雀で言われると、気持ち悪いかもしれないです(苦笑)。でも、ぬるりというと大三元とかホンイツとか大きい役を感じるんですけど、つるりだと1300点くらいなんですよ」と、解説もしていた。
さらに、中盤からは津川がサプライズ登場し、2018年に放送予定の『アカギ~鷲巣麻雀完結編~』の制作も発表。本郷は、「前回ドラマとしては完結しているんですが、原作は続いていたので本当の決着をつけることができて嬉しいです。津川さんとご一緒できることも嬉しいです」と、喜ぶことも。
ちなみに、福本氏も実は出演しているそうで本郷によると「市川に九蓮宝燈を振り込む役」だそうだが、福本氏は「僕もほんのちょっとの役ですけど、もっと派手に、もっと苦しんでくれと言われて顔芸しました(笑)」と、楽しんでいたよう。ほかにも、福本氏は自身の作品へ、「ナレーションなくして僕の漫画はありえない」というコメントしたり、“語録”についても「セリフで立てるというか、漫画の1つの魅力というか武器なので、もっとほかの表現できないかと言うのでこだわってきたとは思います」と、思いも話していた。
また、イベント終了後の去り際には鹿賀へ今月15日発売の写真週刊誌『FRIDAY』(講談社)で離婚していたことと、一般女性との深夜ホテルデートを報じられたことについて、記者から「お付き合いされているんですか?」と質問が飛んだ。この声に鹿賀はその場で足を止め「いえいえいえ……」と、笑顔で手を振ってその場を後にしていた。