俳優・斎藤工(39)、夏帆(29)、萩原利久(22)、蒔田彩珠(18)が13日、東京・109 シネマズ二子玉川でHuluオリジナルのオムニバスドラマ『息をひそめて』配信直前完成披露試写会に、中川龍太郎監督とともに登壇した。
第1話~第4話&最終話をいち早く、特別に映画館で楽しめるもの。一年前の春、2020年コロナ禍となった多摩川沿いの町で暮らす人々の、些細で尊い人生に光を当てた全8話のオムニバスドラマとなっている。夏帆は第1、8話に、萩原は第2話に、蒔田は第4話に、斎藤は第1、7、8話に出演している。
斎藤は第一声から「去年のドキュメンタリーのように切り取った作品で、それくらい丁寧にそこにある空気を監督が切り取ってつなげてくれたと思います。劇場を意識して作られたので、みなさんに届くことを祈っております」と、気持ちを強く込めてコメントし。
自身が演じた役の話題へ。夏帆と斎藤は、第1、8話で共演。夏帆は引き継いだ祖父の食堂「ますだや」店主・妃登美役を、斎藤は高校教師で合唱部の顧問も務める水谷光生役を演じている。斎藤は夏帆について、「以前夏帆さんとは上裸で全身タトゥーでちょっと気がおかしくなって謎の踊りを踊ってて、ボコボコにされる役以来だったので」と切り出すと、夏帆は「今回こうして落ち着いてお芝居するの初めてでした」と、笑いながらしみじみ。
さらに、斎藤は夏帆へ、「女優としてのファンでもあるので、そこにいた時間というか、いる時間というか、夏帆さんが佇むだけで、その時間を見せて頂いた感じがして。僕はお芝居というかこの人と佇むというのが、たぶんこの作品では正しいことなのかなと思いながらでした」と、役づくりを垣間見せることも。
続けて、合唱部の先生役を演じた斎藤としては、合唱部の部員エキストラのなかに、現役の合唱部の学生がいたと話し出す。「フィクションとノンフィクションの境目がないんじゃないかなって」という斎藤。劇中では斎藤が感極まって瞳を潤ませるシーンもあるといい、「作為的じゃない作為というのが現場にはあったんじゃないかなと思いました。僕が自宅で(感情を)立ち上げていくものが通用する現場ではなくて、その場にいる人達が奏でるものに合わせるもので、感情がいい意味でコントロールできなかったですね。みなさんの気持ちに反射していくということだけでした」と、回想しつつ「器用な役者じゃないので、“やべー”と意識してないように意識をして」と、涙を流さないようにすることもあったと話していた。
イベント終盤では、中川監督からキャスト陣へ、花束のサプライズプレゼントも敢行。夏帆にはリシアンサス、萩原にはアスチルベ、蒔田にはトリフォニウム、斎藤にはフリチラリアをプレゼント。中川監督はフリチラリアを渡したことへは、「影が世間に言われている影とは違って、人間としての影を持っていて、でも大柄の魅力と共存している感じがあるのかなと思いました」と、説明し、これに斎藤は「監督のコメントが初老のコメントみたいな感じで」と、中川監督の見立て通りのようなコメントを返し笑いを誘った。
最後に、この1年で1番幸せだったことはという問いかけに、萩原が、斎藤と本日同じ舞台に立てたことと切り出し、「12、13歳のときに、生徒役でそれ以来ぶりにお会いできて幸せです」というと、斎藤は、「こんなに立派に成長されとということでそれは幸せです」と話したり、蒔田の出演した映画『朝が来る』の役と地続きのような感じがしているといい「重なる瞬間があって、本当に極上の幸せは何げないものなんだということを教えていただきました」と、つながりを見出し蒔田とほほ笑みをかわす一幕もあった。
Huluオリジナル『息をひそめて』は23日より全8話で一挙配信!
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