俳優・平方元基(35)、ウエンツ瑛士(35)、笹本玲奈(35)が16日、東京・新国立劇場 中劇場でトリプル主演ミュージカル『メリリー・ウィー・ロール・アロング』(演出:マリア・フリードマン)ゲネプロを開催した。
ブロードウェイの名もなき作曲家からハリウッドのプロデューサーへと転身し大成功を収めたフランク(平方)。名声、富、成功を手に多忙を極めるフランクだったが、下済み時代に親しかったチャーリー(ウエンツ)やメアリー(笹本)と会う時間もなくなってしまい、大切なものをどこかに捨ててきてしまったことに気づく……。そして、フランクは、人生の岐路を“逆再生”で振り返ることとなり……ブロードウェイのバックステージを舞台に人生を夢を追い求めたことのあるすべての人に贈るの作品となっている。
明日17日の初日へ向けキャスト陣からコメントが寄せられた。平方は、「初日が迎えられること、心から嬉しく思います」と喜び、ウエンツも「まずは、このような状況下で舞台の幕を開けられることに心から感謝しています。そしてなによりも足を運んでくださるお客さまへ、われわれはその気持ちに応えられる作品をご用意しました」と、気持ちを。
けいこはフリードマン氏がリモートでつけたといい、平方は「今までのどの作品よりも大変でした。あまりの大変さに先輩に弱音を吐いたら、『大変な分、いい作品になるさ』。心がスッと明るくなりました。このカンパニーだから、きょうまでこれました」と、励まし合ってきたという。
ウエンツもけいこへ「お互いの顔もハッキリと認識できずに、リモートでのけいこでどこまで行けるか不安でしたが、胸を張ってお客さまをお出迎えできます」と自信がつくまでやれたよう。笹本は「この作品をお客さまのいらっしゃる前で生でお届けできることを信じて、キャスト・スタッフ一同、厳しい感染症対策の中、心を1つにおけいこしてまいりました」といえば、昆も「この状況下でのけいこ、カンパニー全員一丸となって励んできました。作品をお客さまにお届けするという一心で。もうその想いだけでした」と、しみじみ。
作品については、笹本から「家族や友人と会えなかったり、お互いの表情を見て会話することも、お互いに触れることも許されないいま、舞台が大好きなお客さまが明日からまた元気に生きていこう!と思ってくださるよう、最高の舞台をお届けしてまいります」と伝えたり、昆からは「ご覧になったあと、過去の自分と久々に対話したくなるような作品になっていると思います」と、仕上がり具合を伝えている。
そして、平方から、「海を越え、演出してくださったマリア、振付のティムにも大きな愛を込めて。どうかみなさま、作中、たくさんのたくさんの小さな大きな発見をしてみてください。それはどれも間違いでなく正解でもなく、あたただけに送られたギフトになると思います」と、メッセージを寄せた。
ミュージカル『メリリー・ウィー・ロール・アロング』東京公演は17日から31日まで新国立劇場 中劇場にて、愛知公演は6月4、5日に愛知県芸術劇場大ホールにて、大阪公演は6月11、12日に梅田芸術劇場メインホールにて上演予定!
■出演キャスト
平方元基、ウエンツ瑛士、笹本玲奈
昆夏美、今井清隆、朝夏まなと、岸祐二、上口耕平、渚あき、中別府葵、宮原浩暢 (LE VELVETS)
中井智彦、井阪郁巳、家塚敦子、三木麻衣子、森加織、雅原慶、高木裕和
前田武蔵・荒井天吾(Wキャスト)
※ミュージカル過去記事
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