岡田准一に「なんで指導なんてされなきゃいけないんだ」状態だった安藤政信が即意見変更で「弟子にしてください！」と頼み込むまで！最近の芸能界に「弟子が増えてる」とも

　アイドルグループ『V6』岡田准一（40）が26日、都内のユナイテッド・シネマ豊洲で映画『ザ・ファブル殺さない殺し屋』（監督：江口カン／配給：松竹）公開直前！プレミアイベントを木村文乃（33）、堤真一（56）、安藤政信（46）、山本美月（29）、江口監督とともに開催した。

　本作は漫画家・南勝久氏原作で累計800万部の人気を誇るコミック『ザ・ファブル』が原作。どんな相手も6秒以内に仕留める伝説の殺し屋“ファブル”（岡田）が、ボス（佐藤浩市）からの指令で、「1年間、誰も殺すな。一般人として“普通”に生きろ」と命じられ、佐藤アキラという偽名で、相棒・ヨウコ（木村）とともに一般人のフリをして暮らそうとするも、やはり起こってしまう大騒動を描いている。

　ド派手なスモーク演出で、男性陣はフォーマルなスーツ＆女優陣はドレス姿で登場擦る華やかなものに。そんななか、「時給900円、伝説の殺し屋を演じました岡田准一です。2作目ということで1作目を超えなければいけないという裏テーマのミッションを掲げながらでした。ストーリーも、アクションも、笑いも、さらにパワーアップした作品に仕上がっていると思います」と、胸を張る

　さらに、「大変な時期ですけど、去年の緊急事態宣言で、撮影が中止になることを乗り越えながら、今の時代に面白いものを届けるという自分たちに語りかけながら、目指そうとチャレンジした作品です。うまい形で届くことを祈っています。ぜひみなさんもお手伝い頂ければ」と、続けた。

　そんな岡田が見どころに挙げたアクションだが、「個人的には堤さんと以前共演させて頂いた作品で科学者をやらせて頂いたんです。そのときに道路交通法を守って、なかなかできないことが多かったんです。それでCGでトラックの上で戦うような感じになって。それのリベンジというか、やっと今回、立体駐車場で、道路交通法は大切なものですけど私有地の敷地内だからできることがあってアクションをやるにはいろいろチャレンジしたいことがあって。原作にも立体駐車場があったのでそれでリベンジを果たせたなっていうシーンがありましたね。コンプライアンスと両立させながらいいものを撮れました」と、以前無念だった部分をしっかりやりきったそうだ。

　さらに共演陣からは次々と岡田のストイックな姿が浮き上がるコメントを連発。木村は「岡田さん1つ課題をクリアすると、2つ課題を出しちゃうくらいなんです」と話す。安藤は、岡田がファイトコレオグラファーという肩書でも参加していることもありアクション指導を岡田から受けたという。このとき安藤としては、「僕も指導されたんですけど、最初なんで指導なんてされなきゃいけないんだって。ファーストコンタクトはそんな気持ちで行ったんです」と、わだかまりがあったという。

　しかし、「でも、すぐになんか、岡田の動きとかだったり、アクションの考え方とか哲学みたいなのを目の前で見て、すぐに『弟子にしてください！お願いします！ぜひ！！』『道場通いたいっす！』」と、その場で意見が変わるほどの衝撃だったといい「マジですごいんです。どう考えたってマネできないんですけど、やっぱアクションということを自分の体で芝居で伝えたいというのが大切だというのを岡田に会ってから考えるようになりました」と、考え方も変わったそう。ただし、その最後に「まだ1回も（道場に）行けてないんですけど、気持ちは師匠です」と、オチもつけていた。

　ちなみに、安藤によると「岡田はいろんな作品に出て、どんどん弟子が増えてるんです」と現況を語り、岡田も「最近芸能界には弟子が増えてるんです」と、2人で笑い合うこともあった。

　映画『ザ・ファブル殺さない殺し屋』は6月18日より全国公開予定！