アイドルグループ『乃木坂46』のアンダーメンバーとなる伊藤純奈、伊藤理々杏、北野日奈子、阪口珠美、佐藤楓、鈴木絢音、寺田蘭世、中村麗乃、向井葉月、山崎怜奈、吉田綾乃クリスティー、渡辺みり愛、和田まあやによる『アンダーライブ2021』が無観客・生配信で開催。グループの卒業を発表した伊藤純奈・渡辺みり愛（ともに2期生）にとってのラストライブとなった。
6月9日に発売する27thシングル『ごめんねFingers crossed』のC/W曲として収録されるアンダー曲『錆びたコンパス』で、初のセンターを務める山崎怜奈が、当ライブの座長的な立場を務め、ライブ冒頭では、自身のレギュラー番組TFM「山崎怜奈の誰かに話したかったこと。」をモチーフにして、「山崎怜奈のアンダラで話したかったこと」と題し、ラジオDJふうのVTRから展開して幕は開けるという遊び心満載の演出から。
楽曲『錆びたコンパス』『風船は生きている』『My rule』『ここにいる理由』と、歴代のアンダー曲を立て続けに披露。今回のライブで初の試みだったのは、リアルタイムでファンからのTwitterによる投稿を画面上に映し出したこと。決して一辺倒ではなく、ファンと一緒に作り上げるライブだった。
ライブ中盤では、普段のアンダーメンバーでは観ることができない『乃木坂46』の表題曲とユニット曲を展開。アンダーメンバーがパフォーマンスするとこうなる、といった化学反応も観る事ができた内容だった。とくに『ショパンの嘘つき』では、卒業を発表している伊藤純奈が熱唱し、渡辺みり愛がダンスするという、今後2度と観る事ができないコラボレーションとなっていた。
ライブ終盤では、歴代のアンダー曲を立て続けに披露し、バラードでもある『誰よりそばにいたい』で本編を締めくくった。
アンコールでは、まず冒頭に伊藤純奈・渡辺みり愛が登場して、ファンへあいさつ。
渡辺みり愛は、「自分がダメになりそうになった時、私を見捨てずに1番近くにいて頂いたファンの皆さんに心から感謝しています。直接皆さんとお会いして伝えられなかった事は残念ですが、本当に8年間、私を支えてくれてありがとうございました」と、スピーチ。
伊藤純奈は、「8年前は何もできなかった私をこうしてステージに立たせて頂くところまで育ててくれたみなさんに感謝しています。みり愛と一緒に卒業を発表できた事は嬉しかったです。これからは私たちらしく生きていきたいと思います」と、コメントを寄せた。
その後、『三角の空き地』『君が扇いでくれた』のアンダー曲2曲を披露し、ラストは『乃木坂の詩』をもって『アンダーライブ2021』の幕を閉じた。
■乃木坂46「アンダーライブ2021」（2021.5.26）セットリスト
M1：錆びたコンパス
M2：風船は生きている
M3：My rule
M4：ここにいる理由
M5：Route 246
M6：僕の衝動
M7：Out of the blue
M8：Wilderness world
M9：心のモノローグ
M10：自由の彼方
M11：まあいいか？
M12：13日の金曜日
M13：硬い殻のように抱きしめたい
M14：白米様
M15：ショパンの嘘つき
M16：嫉妬の権利
M17：滑走路
M18：日常
M19：自惚れビーチ
M20：口ほどにもないKISS
M21：誰よりそばにいたい
本編終了
EN1：三角の空き地
EN2：君が扇いでくれた
EN3：乃木坂の詩
