「フェス松さん’21」昼の部は小野大輔が口半開きで登場やりたい放題の挨拶や櫻井孝宏と掛け合い!無茶振り連発の朗読劇や6つ子キャスト体を張ったゲームなど盛りだくさん【イベントレポ】

「フェス松さん’21」昼の部は小野大輔が口半開きで登場やりたい放題の挨拶や櫻井孝宏と掛け合い!無茶振り連発の朗読劇や6つ子キャスト体を張ったゲームなど盛りだくさん【イベントレポ】1

 TVアニメ『おそ松さん』第3期Blu-ray&DVD発売を記念した、スペシャルイベント『フェス松さん’21』昼の部が6日、東京・中野サンプラザホールで開催され、おそ松役・櫻井孝宏、カラ松役・中村悠一、チョロ松役・神谷浩史、一松役・福山潤、十四松役・小野大輔、トド松役・入野自由、トト子役・遠藤綾、イヤミ役・鈴村健一、チビ太役・國立幸、デカパン役・上田燿司、ダヨーン役・飛田展男、ハタ坊役・斎藤桃子、オムスビ役・山本和臣の13人が豪華共演し、司会は鷲崎健氏が務めた。

 2016年5月、18年8月と過去2度に渡って開催され、会場中が笑いの渦に包まれたイベント『フェス松さん』。今年で3回目の開催となり、これまでと同じく、イベント構成・脚本を本編シリーズ構成の松原秀氏が務めていることも特徴なイベントとなっている。

 開演時間になると、どんちょうの前にピンスポットに当てられた櫻井が登場。“十四松県知事”なる人物にオープニングをお願いすることを告げる。すると、小野が十四松を意識してか口を半開きで歩いて現れ、演台に立つ。そこから、たっぷり約1分は半開きにしたまま黙り、しびれを切らした櫻井が「知事!知事!お願いします!!」と促し、小野は「えー、ごほん、あーあーあーあ」と話したり、演台にあったマイクをバンバン叩いたりとやりたい放題!

 しばらくやりとりして、やっとまともっぽいことを喋りだしたが、櫻井が「真面目にやってください!いいかげんにしなさい、知事!」とピシャリと言い放つと、小野は口を尖らせ“反抗”。それでも開会宣言するよう“十四松県知事”に促す櫻井へ最後に小野が「バーカ!」と“ご乱心”なコメントと、自由な感じで『おそ松さん』らしさ全開でスタートした。

 そしていよいよキャスト陣が登場。イベント恒例の『ふりかえり松』と題して、TVアニメ第3期でキャスト陣が印象的だった話数を挙げるというコーナーへ。福山が、第19話の『すもう部屋』を挙げ、「この局面で、なんでこれやったの!?と。すぐ終わればいいのに結構長尺やるんです。スタジオではいろんな技術を駆使して、5人で録れるんですけど、六つ子のなかで僕が外れるんです。みんなの相撲声ができ上がってて、入るのが難しくて。櫻井さんのおそ松が面白すぎて!」と、苦労をしみじみ。

 入野は「みんな基本的にこういう話になると、言葉選ばずに言いますけど、みんな下手になるんですよ」と歯に衣着せぬ発言も飛び出し、中村が「一応プロの集まりだからやめてくれよ!」と、ツッコんだりと和気あいあいだった。

 続けて、松原氏が本イベントのために書き下ろした脚本による新作朗読劇『シン・こぼれ話集』へ。新型コロナウイルス禍を反映したようなキャラクターの“入店拒否”を熱演したり、6つ子が『ワクチン接種』に行くという設定で展開したりと時事ネタを取り入れたもの、さらには、声帯模写できる設定のオムスビ役の山本に生でキャラクターのマネをするようチョロ松役の神谷と一松役の福山が無茶振りしまくる展開などで楽しませた。

 6つ子着ぐるみによるダンスショーを挟んで、後半は『稼げ!6つ子ダービー』なるコーナーへ。こちらは6つ子キャストが体を張ってさまざまなゲームで対決し、それをほかのキャストが3チームに分かれて誰が勝つか賭けるというもの。勝利チームには現金10万円という生々しい金額がプレゼントされるとあって、賭ける側のキャストの目も真剣に。

 フラフープで対決したり、ボールをきぐるみがワンバウンドさせてキャストがカゴで受けられるかというものだったり、ステージ内に隠したキャラクター人形を探したり、長縄跳びしたりと、体を張りまくった。

 そして最終盤、「楽しかったですね」とステージの端の方に立って言っていた櫻井が「でも完璧じゃないよね。完璧じゃないんだよね」と、“豹変”したようなコメントをしだし、「お客さんもあんまり入れられないし、アクリル板とか、俺達に必要ないだろ!もうやだやだやだ!」と、流れるようにステージ真ん中に躍り出る。

 そこで、櫻井が「なんかいいこと起きないかななぁ」とつぶやくと、ほか12人のキャストも声を合わせて「なんかいいこと起きないかなぁ……」と、声をそろえてボヤくと、新作アニメ制作&全国劇場にて期間限定公開が決定したことが大スクリーンに映し出された動画でアナウンス。

 6つ子の作品にして、今年で6周年となることを記念し、その第1弾は2022年、第2弾は2023年に公開予定という。十四松役・小野大輔は、「なんかいいこと起きた!」と笑うと、櫻井は会場に足を運んでくれた方や配信で観てくれた方に「次につながるおみやげがあったら」と、気持ちを話しつつ「ぜひ楽しみに待っていてください。どんなことになるかわからないです。発表しちゃったら作るしかないので、良いシナリオを期待していてください」と、メッセージを寄せていた。

 最後は、全員でイヤミのシェーポーズをしてイベントは終演を迎えていた。

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 ※記事内画像は(c)赤塚不二夫/おそ松さん製作委員会