女優・柴咲コウ(39)が10日、東京・ユナイテッド・シネマ豊洲で映画『クルエラ』(監督:クレイグ・ギレスピー/配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン)公開記念舞台あいさつを女優・塩田朋子(59)とともに開き、司会は青木源太アナウンサーが務めた。
アニメーション「101匹わんちゃん」に登場する“ヴィラン(悪役)”であり、アイコニックな白黒ファッションでも有名な“クルエラ”の誕生秘話が、パンクロックエンタテインメントとして過激に、スタイリッシュに明かされる作品。柴咲は主人公・クルエラ役、塩田はバロネス役の日本版声優を務めている。
左のショルダーを出した、白いドレス姿で登場した柴咲。「前回真っ赤な衣装だったので、今回は白!!と思って爽やかに。東京は梅雨ではないですけど、湿気が多いということが多かったので。あとは黒でキュッと締めるような感じで」と、衣装ポイントを。
続けて、会場の観客を見回すと、「5月に封切りされましたが、映画館がオープンしてない状況で、きょうみなさんに、こうして観て頂くことができて嬉しく思っています」と、来場者へ感謝を述べた。
作品を観た周囲の人の反響へは、「かなり周りの友人だったりが感想を送ってくれたりして、『すごく合ってましたよ!』と、言ってくれて。でも、“柴咲コウ”が前面に出る吹き替えはしたくないなと思って演じていたんです。ですが、私の生き様と『リンクするところがあったよ』と言って頂いたこともあって、それは嬉しかったですね」と、感慨深げだった。
自身の評価としては、「自分自身で、実写もそうですけど、かかわっているものを観るとアラ探ししてしまうんです。でも、客観的に見られたなと。この演技で、自分の中では合格点だったのかなと思います」と、手応えを感じられるものだったようだ。
話がアフレコの方に向き、柴咲は「実写版の吹き替えというのが初めてでした。アニメの声優は少しやったことがありましたが、声ですべてを表現しないといけないし、声に違和感があったら台無しにしてしまうなと思っていました」と、自身にプレッシャーをかけるとともに、「演出も丁寧にしてくださいました。声の吹き替えでやったときも一回通してやったんですけど、スタッフの方から『僕らとしては大丈夫ですけど、柴咲さんいかがですか?』と言われて、もう1回やらせていくださいというところは何度かありました」と、こだわりを詰め込んでいる様子を見せていた。
ほかにも、作品にちなんで、もし目的のために手段を選ばないようなバロネスのような厳しい師匠が自身にいたら?という質問が飛び、「師弟関係を結んだことないのでわからないですけど、もし師匠がバロネスだったら飛び出てどっか言っちゃうかもしれないです」と、話したり、「反面教師のようにして、知識とかを盗んでいくと思います。私は自己流で来ましたが、誰かの作品を観て勉強するということはいいことだと思いますし、習える人がいるというのはいいなと感じています」と、想像する一幕もあった。
最後に柴咲は、「心の声に従うというのがキーワードだと思います。悪名高いヴィランといわれているのですが、心の声に従うというのは、自分の中に何かがないとできないので、そういうところを汲み取って頂ければと思います」と、メッセージを寄せていた。
映画『クルエラ』は映画館とディズニープラス プレミア アクセスにて公開中!
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